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兵庫県宝塚市 中山寺

(Nakayamadera Temple, Takarazuka, Hyogo)

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December 8, 2018 野崎順次 source movie

兵庫県宝塚市中山寺2丁目11−1

中山寺観音院

(Nakayamadera Kan-non-nin Temple, Takarazuka City, Hyogo Pref.)

かつての中山寺は天正の戦乱で全山が焼け落ち、慶長八年(1603)に片桐且元が奉行として再建した。延宝二年(1674)、多くの坊を合併して五院とした。その時に宝泉坊が観音院となった。宝泉坊の頃に作られたと考えられる枯山水庭園が残っている。

山門から書院へ

      

観音院(旧宝泉坊)庭園

本庭は本院書院の南庭として造られた枯山水であり、東部と南部とに土塀を囲らし、西部は板塀となり、面積は約百七坪ほどあるが、東部はほとんど荒廃していて、南部のみに石組が保存されている。

南部土塀際に築山を設け、中央部が枯滝となり、その下部に亀島があり、東部の出島付近の石組が鶴島として組まれている。これらの石組は江戸初期の石組としては、その初頭、寛永初年と思われる豪快な石組であって、とくに滝付近の石組は傑出している。

この枯滝の石組をさらに検討してみると、この寛永期によく出てくる鶴石組と枯滝とを兼用する手法が用いられていることである。巨石二個の対立した石組はよくそれを語っているのみでなく、剛健な手法とされている。そして東部の築山の石組はされに剛健な手法とされ集団石組として、この頃の手法を見せている。

さらにまた、中島は、前述したように、亀島として多くの石が組まれている。ただ亀頭石らしいものが失われているが、中心石は二個も用いてある。この東部の築山の一部は手前に突出していて、そこにも多くの石組があるが、これまた鶴石組を兼用してある。

(重森三玲「日本庭園歴覧辞典」観音院(中山寺山内)庭園より)

南庭

               

その東側(書院の東南側)

         

東庭

                


Mar.6,2014 中山辰夫

中山寺〜奥之院まで散策する。

安産祈願で有名な中山寺に参拝し、中山寺奥の院を経て中山山頂に至るコースを歩く。雪のちらつく、外気温の低い日であった。

境内で見かける参拝客は少なかったが、約2㎞離れた奥之院への参拝道はハイカーや参拝する人が列をなしていたのには驚かされた。

中山寺

宗派:真言宗 本尊:十一面観世音菩薩 開基:聖徳太子

大寺院である。大きな堂宇が建ち並び短時間ではとても廻り切れない。

山門と仁王様 

草鞋は奉納されたものとか。昔の人は、西国巡礼の長旅に耐えれるようにと祈りを込めて草鞋を奉納したとされる。その習わしが今も生きている。

         

塔頭 

まっすぐ延びる参道の両側に並ぶ。

     

鐘楼堂とその付近 最初の石段を登った所である。

          

本堂 

兵庫県指定文化財である。本堂は豊臣秀頼に1605(慶長10)年に再建された。本尊の十一面観世音菩薩は国重要文化財である。

エスカレーターは震災後設置された。妊婦や子供を抱いた人が多いことによる。違和感が残る。

       

大願塔

     

中山寺古墳 

兵庫県指定文化財。横穴式石室で、奥の玄室には「石棺」安置されており、大きさはおよそ幅1m、長さ1.8m、高さ1.2mとされる。

寺伝によると、第14代仲哀天皇の妃、大仲姫の墳墓とされる。

       

境内展望台より大阪市内の遠景を見て、梅林へ

     

梅林

墓地の間を抜けて行く。参道の右側が梅林である。梅は2〜3分咲きであった。

      

いよいよ奥之院へのスタートである。

参道は1丁から始まり20丁目が奥之院である

結構下りてくる人もあれば、登っていく人もある。「平日なのに」と驚いてしまう。奥の院の本堂は、まだ工事中であった。

民家の傍を離れると山道に入る。卜部左近の墓を過ぎる。

     

参道の道中、お地蔵さんが半丁毎位に祀られている。どのお地蔵さんも、前垂れが新しく、お花も生き生きしてお世話のほどが分かる。

     

参道は石ころばかりの所もあるが比較的歩きやすい。1丁から20丁まで丁石が案内する。享保19年(1734)と刻まれた丁石もある。

     

夫婦岩で人休み。甲山もみえる。

     

ハイカーとのすれ違いが多い。

  

17丁を過ぎた近辺。宇多天皇御自彫の石仏

     

奥之院

     

改装中の奥之院本堂

 

中山寺から奥之院までのコース

  

中山最高峰〜大峰山〜武田尾ハイキング

今日から寒の戻りで寒くなると言われる中、家を出発した。

本日の全ルートと奥之院〜中山最高峰のルート

 

中山最高峰〜大峰山に至るルートはよく踏まれたルートで特に危険な個所はない。ただ、よく整備された中山側と大峰山側を比較すると、大峰山及び廃線ルートは整備状況が劣る。但し大峰山の登山口周辺は、急勾配で鋭角な突起のある岩場が続き危険度が高い。

中山最高峰(478m)を目指す

奥之院〜中山最高峰のルート

 

中山寺を訪れた。梅園のウメを期待していたが、2〜3分咲きであった。

工事中の奥之院から山道を進む。最高峰までは1km強である。尾根に飛び出したら西風が強く、雪も残っていた。

     

道は平坦である。昨夜の雪が残っている。見晴のきく所があった。

     

最高峰(478m)

奥之院を出発して約40分で中山最高峰に到着 山頂は風があり冷える。キノコに積もった雪も解けない。ラーメンに湯を注ぎ,身体を暖める。

シャツを1枚重ね着する。

   

山頂からの眺め。兵庫はゴルフ銀座と言われてきた。山肌を削ったゴルフ場がやたらと見える。

     

大峰山へ向かうため中山最高峰を下山する。

大峰山へは一旦中山最高峰を下山し、登り直すことになる。大峰山登山ルート。

 

下山道は山陽自然歩道の一万辻峠方面に向かう。尾根の山道は歩きよい。下りで歩くスピードも速まる。途中、宝塚高原ゴルフ場の横を通り、ゴルファーと話す。

道はグリーンを左から巻くように続く。

     

途中、垣間見えた目指す大峰山と遠景

    

長尾谷ダムの堰堤を過ぎると県道が見える。下ってきた中山と県道33号線。ここまで35分ほどかかった。

     

いよいよ大峰山を目指す。そのルート

 

登山入口。いきなり岩場で、しかも勾配がキツイ。補助ロープが設置してある。約10分苦闘が続く。

     

その後はなだらかな尾根道。時々樹間に遠景が望める。

    

送電鉄塔。鉄塔のあるところは展望が開けているケースが多い。遠景 六甲・甲山は東南の位置にある。

      

鉄塔からはなだらかな尾根を進み10分強で山頂(552m)。後は急な下り坂。桜の園「亦楽山荘 えきらく」を目指す。

     

林間広場〜東屋〜桜の園近辺。白やピンクの花をつけるヤマザクラを中心に桜の木が林立している。シーズンの素晴らしさが想像できる。

          

JR旧福知山線廃線ルートに到着。 最近ハイカー間で人気があるようだ。この辺りから武田尾である。

    

最初のトンネルは約150m前後の長さ

      

トンネルを出ると枕木と採石の上を歩く。やや歩きにくい。2番目のトンネル

       

トンネルを出ると桜や紅葉が迎えてくれる。

旧JR福山線廃線は6ケ所のトンネルがあり、これより武庫川下流にあるトンネルが長い。最長は318mとか。真っ暗で懐中電灯持参でないと歩けない。

桜や紅葉の名所として、ハイキングコースになっている。

トンネルを出ると枕木の道が続く。

 

廃線路の左側は武庫川である

     

JR武田尾付近である。

近辺には桜の木が多い。カスミザクラやオオシマザクラも見られると聞く。満開時には多くの人が訪れる。

 

 

 


Nov.2010 撮影/文 野崎順次

宝塚市中山寺2−11−1

撮影日: 2010年11月3日

安産祈願のお寺として有名で、妊娠すると腹帯を頂きに行き、無事出産すると腹帯を返しに御礼参りする。

主人を始め、先にできた子、おばあちゃん、おじいちゃんなどが同行することが多く、華やかのお寺である。

私には三人の子と二人の孫がいるので、毎回行っているわけではないが、それでも8回目のお参りである。

また、山内の中山寺古墳の横穴式石室と石棺も興味深い。

山門から本堂までは2つのエスカレーターを乗り継いで登れるので、お年寄りも安心である。

この日はさらに七五三参りの着飾った親子が目立ち、さらに華やかである。

若い絶好調のお母さんたちがまぶしい。

中山寺は阪急中山寺駅のすぐ北側にあるが、この日は西の売布神社から「巡礼街道」をたどって山門に出た。

           

山門から出店の並ぶ参道を歩き、二つのエスカレーターを乗り継ぐ。

                  

本堂である。

           

本堂前の菊花展など。

       

大願塔、大師堂

            

本堂から阿弥陀堂前を通り、参道、山門に戻る。

                         

 

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