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茨城県つくば市 各地

Tsukuba city,Ibaraki
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Oct.7,2023 瀧山幸伸 source movie

レストランン メヒコ

フラミンゴを見ながら食事ができる洋食レストラン



Oct. 2005  瀧山幸伸 source movie

つくばの街並

つくば近郊の美しい風土

筑波山は、標高876mの独峰で、男体山、女体山を持つ信仰の山だ。万葉集では、富士山が九首読まれているのに対し、筑波山は二十五首も歌われている。

古代、若い男女は、寄り集まって歌を取り交わし結婚相手を見つける、歌垣の場としてこの神聖な山の力を頼んだ。万葉集には、彼らの素朴でおおらかな感情が溢れている。

「筑波嶺の新桑(にひぐは)繭(まよ)の衣(きぬ)はあれど君が御衣(みけし)しあやに着欲(ほ)しも」

筑波山の、春の新しい桑で飼った蚕(春蚕)の繭から作った着物はあるけれど、あなたのお召し物を私は着て寝たい

平将門の時代にも恋愛のおおらかさが表現されているが、古代母系社会では日本中どこでもそのようなものだったのだろう。

また、この地からは多くの防人が出兵しており、彼らが残して来た妻に贈る歌がせつなくも悲しい。

「我(あ)が面(もて)の忘れもしだは筑波嶺を振り放(さ)け見つつ妹(いも)は偲(しぬ)はね」

私の顔をもしも忘れてしまうような時があったら、筑波の山を遥かに見ながら、妻よ私を思い出して欲しい。

このように古くから栄えていた地つくばには、多くの古い家と街並みが散在している。

日本で最も科学的、未来的な研究学園都市とこのような風土が共存しているので、地域の人にも訪問者にも安らぎを与えてくれる。素晴らしい地だ。

 

 

資料:国土地理院

妻木

豪壮な長屋門を持つ茅葺民家

金田

茅葺民家と蔵をレストランとして利用している

台坪

美しい長屋門と塀

大貫

屋敷周囲の黒塀と堀、石垣が美しい

上大島

醤油醸造の歴史を今に伝える


大塚家(重文)

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