奈良県桜井市 談山神社
Tanzanjinja,Sakurai city,Nara
所在地 奈良県桜井市多武峰319
2011.10.10撮影
宇陀市大宇陀から、宮奥ダム、大峠トンネルを抜けると、あまり時間をかけずに多武峰に行くことができます。
談山神社は本殿の改修中ですが、訪問してみました。
多武峰駐車場から神社に向かい、拝観受付から石段を上がり、中ほどから神廟拝所に向かいます。
神廟拝所(重要文化財)
寛文8(1668)年の建築
桁行五間、梁間四間、一重、入母屋造、背面下屋附属、檜皮葺
末社惣社拝殿(重要文化財)
寛文8(1668)年の建築
桁行一間、梁間三間、一重、入母屋造、妻入、前後軒唐破風付、銅板葺
左右突出部 各桁行二間、梁間二間、一重、両端入母屋造、銅板葺
神廟拝所の西隣です。
末社惣社拝殿と本殿、閼伽井屋は隣り合って建っています。
末社惣社本殿(重要文化財)
寛文8(1668)年の建築
三間社隅木入春日造、銅板葺
前のスペースが狭く、撮影に苦労しました。
閼伽井屋(重要文化財)
元和年間(1615-1624)頃之建築
桁行一間、梁間一間、一重、入母屋造、こけら葺
多武峰は神仏習合だったので、閼伽井屋や仏塔があります。
権殿(重要文化財)
軒以下は永正3~9(1560-1566)年の建築
桁行五間、梁間正面五間、背面三間、一重、入母屋造、妻入、向拝一間、背面下屋附属、檜皮葺
神廟拝所から石段を登ったところにあります。
本殿改修中で、御神体は権殿に移されていました。
末社比叡神社本殿(重要文化財)
寛永4(1627)年の建築
一間社流造、正面千鳥破風及び軒唐破風付、檜皮葺
権殿の西側にあります。
十三重塔(重要文化財)
享禄5(1532)年の建築
三間十三重塔婆、檜皮葺
談山神社を代表する建築物です。
モミジに囲まれており、季節には紅葉で覆われます。
西宝庫(重要文化財)
元和5(1619)年の建築
桁行三間、梁間二間、校倉、入母屋造、檜皮葺
十三重塔から石段を登ったところにあります。
近年改修されました。
楼門(重要文化財)
元和5(1619)年の建築
三間一戸楼門、入母屋造、檜皮葺
西宝庫の東、本殿、拝殿等のエリアにあります。
拝殿(重要文化財)
元和5(1619)年の建築
懸造、桁行一間、梁間三間、一重、入母屋造、妻入、前後軒唐破風付、檜皮葺
左右突出部 各桁行五間、梁間三間、一重、両端入母屋造、檜皮葺
全部合わせると十一間の長大な建物です。
本殿(重要文化財)
嘉永3(1850)年の建築
三間社隅木入春日造、檜皮葺
東透廊(重要文化財)
元和5(1619)年の建築
桁行四間、梁間三間、一重、西面唐破風造、東面入母屋造、檜皮葺
南面折曲り部 各桁行五間、梁間二間、一重、両下造、檜皮葺
本殿修理中で見にくかったです。
東宝庫の方からはよく見えました。
西透廊(重要文化財)
元和5(1619)年の建築
桁行四間、梁間三間、一重、東面唐破風造、西面入母屋造、檜皮葺
南面折曲り部 各桁行二間、梁間二間、一重、南面切妻造、檜皮葺
西側に受付があり、拝殿からは本殿の囲いの陰になってよく見えませんでした。
東宝庫(重要文化財)
元和5(1619)年の建築
桁行三間、梁間二間、校倉、入母屋造、檜皮葺
本殿エリアの東隣です。
摂社東殿(重要文化財)
元和5(1619)年の建築
三間社隅木入春日造、檜皮葺
本殿エリアの東にあります。
恋の神様として売り出しており、幟で建物がよく見えません。
有料拝観エリアを出て、東、摩尼輪棟まで行きました。
摩尼輪塔(重要文化財)
乾元2(1303)年の建築
石造摩尼輪塔、乾元二年癸卯五月日立之の刻銘がある
紅葉のころには多くの人で賑わいます。