MONTHLY WEB MAGAZINE Dec.2011

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■■■■■ 赤目四十八滝 中山辰夫

久しぶりに訪れた赤目四十八滝、紅葉には少し早かったようです。大雨の後だったので水量が多く、その分、次々と現れる滝の

雄雄しい動きに圧倒されました。

岩場の歩道面が滑らかに踏み均された3kmの道は、平坦も有れば、凹凸もあり、上り下りの坂もあって起伏に富んでいる。

が、その割には歩きやすかった。

ほとばしる滝の水煙や木々の重なりで出来た暗がり。そこにモミジの赤・黄・緑が散在し、時にはストレートな光線が輝きを与える。

感激の場面が次々と続く。

その情景を目で確認し、あわててシャターを押す。全行程の間、止め処もないほどシャッターチャンスが続き、この素晴しい光景を

多くの人に伝えたいという思いがこみ上げてくる。

興奮おさまらない帰りの乗り物の中で成果を見る。・・・「???」 脳裏にある残像の景色と余りにも違いすぎる。景色の写り具合

に嘆きが高まる。

今年は真紅のモミジを求めて多くの場所を訪れました。行く先々でのモミジの色づき加減は我慢できます。だが、写っている景色

と自分の印象に残っている実像との大きな乖離を見ると疲れがドット出てきます。

30数年前、清水寺から持ち帰った自生の新芽が育った我が家のモミジ。これが色づく頃が京都・滋賀の見ごろと判断できます。

後は写す”術“を一歩進めて、 もう少し実像に迫った写真が残せるように務め、来年再訪して今年のリベンジをと誓いました。

我が家のモミジ

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