MONTHLY WEB MAGAZINE Oct. 2012

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■■■■■ 出合う機会すべてに満足を 中山辰夫

「比較的体力も気力もある年配者」と自分自身で勝手に判断しておりましたが、“加齢”につまずく日々が多くなりました。

8月の大峯山。これまでの数回は、平日の登攀でしたが今回は日曜日。平日とは違った雰囲気、山伏装束が似合う町並みも大層な賑わいでした。

冷泉のでる龍泉寺境内の水行場で“禊”をする本格派?と出会う場面もありました。

残念!シャッターを重ねるもカードの入れ忘れです。カメラの持参を迷った末の結果です。気力が抜けてガッカリでした。

今回は新参者が一緒でしたので、“西の覗き”を体験することになり加わりましたが、安全が確保されていると分かっていても身体が動かない。

崖下の不動明王を覗うには、かなり前に身を乗り出さないとダメで、手足が石になって動けません。

支えられ大丈夫と思っていても矢張りダメ。怖かった。今年も登れた確認だけが収穫でした。(添付写真は同伴者のもの)

最近は、一人の外出にも気を遣い日帰りばかりです。ブラッと近場に出かけることが多くなり、京都が中心となりました。

行き先は思いのままです。訪れた先はどこも自分にとって新鮮な場所。

恐らく二度目の訪問はないと、高額な?入場料を払って全部を見渡すようにしています。

そこで時を過ごして、単純に喜び、気分よく帰ることが最高の楽しみです。

過日も、紫式部ゆかりの蘆山寺へ行き、可憐に咲いて、庭苑にマッチしている“キキョウ”に魅せられて帰ってきました。

「桔梗」については全くの無知でしたが、お蔭で種々の知識を得ました。こうしたささやかな感動が励みになっております。

外へ向かう「気」だけは失いたくない。それには【Japan-Geographic】の存在が大きい。明日へ明日へとマイペースで進みます。

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