MONTHLY WEB MAGAZINE Mar. 2013
先月に続き、お酒好きの集まりに関連した報告です。
安土考古博物館で、副館長の大沼芳幸氏から【なぜ宴会が大切か—神と人を結ぶ酒】のテーマで講義を受けました。
お酒が大好きな講師の話は、副題が”神様は酔っ払いがお好き“で、往古からお酒と宴(うたげ)を軸に「祭り=政り事が」行われてきた経緯や、庭園
茶道、更には雛まつりの起源に及ぶ内容でした。その抜粋を並べます。
終わって、伝統的建造物保存地区の「五個荘」へ行きました。毎年この期間は、近江商人屋敷に伝わるひな人形が展示・公開されています。
そのため多くの人出となっていましたが、街中は静けさが保たれ、寺院と民家と農家が一体となって並んでいる景観には、来るたびに癒されます。
今回は主に、和船の廃材を利用した舟板塀が生み出す情緒一杯の街並みをご紹介します。
ひな人形は観峰館、外村宇兵衛邸、外村繁邸、近江商人博物館、中江準五郎邸、等が会場となって展示されています。ごく少数の紹介です。
小幡人形の雛節句飾りと人形の千体仏
京都御所の紫宸殿を模した御殿飾り(江戸時代)
源氏枠飾り
にんげん雛 三人官女の白酒(甘酒)サービス
地元の人形師東之湖氏と人形作家東之華氏による創作ひな人形と 東日本大震災の被害地へ贈呈される“絆雛”
お雛様に変身
さて、当日の待望の”昼食の宴“は
場所は日本料理「納屋孫 なやまご」。1831(天保2)年には創業していたと伝わり、江戸時代から「商人御用達」の料理を続けて
約200年になる湖国料理が自慢の老舗。
早春の琵琶湖の幸…氷魚の釜揚げ、天然鴨の鍋、ひな祭りに合わせたチラシ寿司など…うまい!
地元愛知川流域の地酒7種の利き酒を楽しみました。
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