MONTHLY WEB MAGAZINE Dec. 2013
■■■■■ 私にとっての Japan Geographic 川村由幸
Japan Geographicを知ったのは2006年、家内との旅行の情報収集でだったと記憶しています。
どこへの旅行を計画していたのかは、記憶が定かでありません。
どちらかというとJapan Geographicが動画に重きを置いていたと感じる時でした。
そして、そのコンテンツが日本の名所旧跡をほとんどカバーしていることに驚き、淡々とした記録の姿勢に感動したものでした。
その後、これもその経緯は失念してしまっていますが、2007年には画像の投稿を始め、2009年後半からは自身の投稿の記録をきちんと保存するようにもなっています。
通信員に入れていただいたのは、2007年私が58才の頃でしょうか。これも曖昧です。
あれから6年、Japan Geographicのおかげで写真撮影が自分の趣味として定着し、次はどこに撮影にでかけようかと思案する時間までも楽しんでいます。
画像・動画を投稿しだす前は、文化遺産や自然を訪ねても、ただ「美しい」とか「素晴らしい」とかで終わっていたものが、
今は、その文化遺産や自然を四方八方から眺めるようになり、細部を撮影するためにすごく接近しても見るようになりました。
そうしてみると、文化遺産や自然が違って見えてきます。
Japan Geographicに投稿する画像・動画撮影のおかげで文化遺産や自然の観察の仕方が変わり、自分の感じ方まで変化したようです。
その変化は私自身を豊かにする変化で、とても心地よいものです。
そして同じ場所に幾度でかけても飽きることがなくなりました。
それは見方が変化したことで都度違う感動を得られているからだと考えています。
もちろん、良いことばかりではありません。
重いカメラ機材と三脚を担いで、古刹の急な石段を登るのはなかなかに厳しく体力が必要です。
厳冬時は金属部の多いカメラも三脚も冷たくて持っているのもいやになったりします。
でも、「非営利で自然と文化に関連する高品質な教育コンテンツを百年、千年先に伝える」というJapan Geographicの理念に共鳴し、
自分の撮影した画像・動画が千年先の人々に見られるかもしれないと考えただけでワクワクするではありませんか。
このところ、取材場所の選定で苦労し始めています。
近隣で出かけていないところが少なくなっているからです。
活動範囲を拡大する必要があると感じています。
そしてまた、カメラと三脚を担いで新しい感動に出会いたいと思っています。
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