Monthly Web Magazine August 2014
2007年5月の連休に倉敷児島の田舎家から、阿波池田を経て、美馬町脇町と土柱へ行った。
ジャパンジオグラフィックの通信員になる前の年で、コンデジでのんびりと写真を撮っている。
僅か7年前のことなのに、細部を覚えていない。年をとると記憶の風化が本当に早い。
午前6時ころ、マリンライナーでJR児島駅を出発した。瀬戸大橋を越え、坂出で特急しまんとに乗り換え、吉野川を渡ってJR阿波池田駅に着いた。
阿波池田の町並み。ここは脇町と並ぶ「うだつ」の町である。
この家は後で調べると高校野球史の残る名監督故蔦文也氏の自宅だった。
町並み(続き)
阿波池田にいたのは1時間足らずで、8時前にJR普通に乗り込み、ツツジのきれいな駅を経て、8時40分頃穴吹駅に着いた。そこから徒歩で吉野川に架かる穴吹橋を渡った。
1時間歩いて、八幡神社に着いた。地図で見るとちょうど3kmくらいである。そのすぐ横が旧長岡家住宅(国重文)である。シャガとフジの花が目を楽しませてくれる。
脇町の町並みを見て、吉田家住宅を見学した。最後に名物のそばを賞味した。
さて、不思議なのはこれからである。デジタル写真のプロパティを調べるとそばを食べたのが、11時13分で、土柱を眺めているのが11時41分である。脇町の東端から土柱までは約6kmもある。しかも、車で行ける阿波インターチェンジ駐車場から土柱に至る山道は徒歩で10分くらいかかる。バスの路線はなさそうだから、タクシーに乗ったのだろうか。そばを食べ終わったのが11時16分で、直ちにタクシーを捕まえたのが11時20分、そして11時30分には麓の駐車場に着いたのだろう。全く覚えていない。
とにかく、土柱まで見ることができた。最後の白い花を撮影したのが12時22分
12時55分には穴吹駅に戻り、阿波池田行普通に向かっている。土柱と穴吹駅の距離も約6kmである。やはり、タクシーを使ったのだろうが、記憶はない。
いずれにしても、花盛りの旅で楽しかったようだ