Monthly Web Magazine July 2016
過日の新聞で「 シニア 乗馬でしゃきっ」の記事を見ました。健康づくりで退職後に乗馬を楽しむシニアが増えているとのこと。シニア会員の増加に伴い、年を取った「シニア馬」の活躍の場も広がりそうで、引退した競走馬が第二の「馬生」を乗馬界で送れるようになれば・・・の期待もあるようです。
ところで、滋賀の栗東市にJRAの「栗東トレセン」ができてもう少しで50年になります。山林を切り開きつくった広大なスペースの調教馬場。
約2000頭のサラブレッドと約4000人の人々が住む集落が突如として生まれました。現在もその規模・内容は当初のままで存在しており、ます。
広さが甲子園の約40倍、全体で約150万㎡ある調教馬場全施設の様子は外部から何も見えません。一度見学したいと思いつつ時間が過ぎてしまいました。
月に一回の一般見学、重賞レース開催時の調教見学が募集されますが、人員が20名程度と少ないのでなかなか当たりません。
たまたま、6月に補欠で入場できました。華やかな舞台を支える別の世界を少し知りました。(但し 馬には会えませんでした)
「これがメジロマックイーンやオグリキャップ、トウカイテイオウ−等の関西馬の活躍に貢献した調教馬場か」と少しのめり込んだ時の古い記憶がよみがえってきました。競走馬の姿があれば…と少し残念でしたが、ただただ眺め入りました。
有名な坂路(はんろ)馬場は全長1085m、高低差32m。この馬場が強い馬を生んできました。 競走馬は一日2回この馬場で調教するようです。
さすがに広い! そこは、自然に囲まれた静寂な馬中心の世界でした。
すっかり縁遠くなりましたので、最近の競馬人気の程は知りません。が、「引退競走馬」転用のプロジェクトが生まれつつあるとも聞きます。乗馬用への転用やホースセラピーの分野への構築など引退馬の第二の「馬生」のために各方面からの検討が行われつつあるようです。