JAPAN GEOGRAPHIC

Monthly Web Magazine Mar. 2019

Back number


■ 冬ごもりから覚めたばかり  大野木康夫

体や仕事の関係でしばらく撮影をお休みしていましたが、2月末から少しずつ行けるようになってきました。

再開して1回目の撮影は、リハビリを兼ねて妙心寺と仁和寺に行きました。

妙心寺(天球院特別公開を含む)

    

仁和寺

   

感覚が戻らないのか、撮影動作がスムーズにならず、お休み前の5割増しくらいの時間がかかってしまいました。

何もなければ、下草が枯れている1〜2月は、山城の址を撮影したいと思っていたので、再開2回目の撮影は観音寺城跡に行きました。

以前は、麓の石寺の集落から歩いて登りましたが、手術の後でもあり、大事を取って林道で観音正寺参拝駐車場(五個荘側)まで登りました。

観音寺城は初期の石垣のお城としては、相当規模が大きいもので、最近は木々に埋もれていた石垣を見えるように発掘や整備が始まっています。

駐車場からすぐの伝布施淡路丸跡の石垣

  

大正時代に建てられた佐佐木城址の碑

伝三国丸跡付近の石垣群

観音寺城跡東部のハイライト

最近、樹木を伐採して見やすくしようとしているようです。

    

伝本丸跡

食い違い虎口、大石段など、

     

伝三の丸跡の石垣

伝平井丸跡の石垣群

観音寺城跡西部のハイライト

虎口に続く大石垣

    

伝池田丸の石垣群

    

通称大石垣

石寺の城下に見せるための石垣といわれています。

近年周辺の樹木を伐採し、新幹線からも見えるようにされています。

   

大石垣の上からの眺め

観音正寺

境内のねずみ岩などを見れば、繖山が岩山だったので石垣は容易に作れたのではないかと思います。

 

権現見附の大石垣

 

麓の御屋形跡の石垣

  

城跡の規模が大きすぎて、4時間ほどかかっての撮影となりました。

もう少しペースを上げないと、日帰りの遠出はできないと思いました。

その後仕事がらみで撮影した八坂の塔

 

まだまだ撮影したいものがいっぱいあり、今後も楽しんで取材を続けたいと思います。

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