Monthly Web Magazine Apr. 2019
日本三景 天橋立は絶景か?
天橋立は日本人なら一度は訪れているのではないだろうか。
自分も何度か訪れている割には、股覗きポイントは何だこんなものかとちょっと拍子抜けだ。
一時代昔の観光地という感じだが結構観光客は多い。
南側の天橋立ビューランドの方から見る飛龍観と北側の笠松公園から見る斜め一文字(昇龍観)、さらに西側の大内峠一字観、と東側の獅子崎展望所雪舟観にもビューポイントがある。
一日で観光するのは盛りだくさんで、しかも砂州を歩いてみようと思うと結構時間がかかる。雪舟の国宝の「天橋立図」の景色とされる雪舟観は興味はあるが後回しになってしまう。
地理学、人文学的な要素を含めると特別名勝に値するのだろうが、そこまで学習して観光する人は少なそうだ。
前回アメリカ人を連れて観光に来たが、なぜ逆さまに見るのかと驚かれた。
砂州の説明と逆さまに見ると龍が天に昇るように見えるラッキーポイントで単語力がつきた。
2016年に立命館大学教授の東山篤規、大阪大学教授の足立浩平は「股のぞき効果」について学術的な研究を共同で行い、イグノーベル賞知覚賞をもらっている。
上下逆さまになるのはもちろんだが、遠くのものは近くに見え実際よりも小さく感じるらしい。つまり遠近の錯覚が起きて絵画的に見えるそうだ。
立て看板にも覗きながら見ると血が頭にたまり充血してめまいが起こり幻想的な雰囲気になるような事が書いてあった。
単純にカメラで撮って逆さまにして見れば良いとかカメラを逆さにして撮れば良いのではという問題ではなさそうだ。
観察していると多くの人が股覗きをしながらカメラで撮っているが、股のぞき効果は得られそうもない。ついついやってしまった自分が情けない。
人間の心理的な要素と身体的な不思議が重なって、見る人によって景色は違うのだろう。意外と奥が深い。
肉眼で見た感動や不思議を盛り込んで撮影できるかどうかがカメラ道を左右することになるのだろうか。
老若男女着物の裾をしょっからげて覗く姿込みで、結論 天橋立は絶奇景也
今月のニャンコ
尾道 「猫の細道」 在住 人慣れ猫
呼んでもつんとして振り向きもしないが、猫カリカリご飯の袋の音に敏感に反応してねだりまくる。
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