JAPAN GEOGRAPHIC

Monthly Web Magazine  Nov. 2022


■■■■■ Topics by Reporters


■ 松島で日本庭園の原風景を調べる   読む=>瀧山幸伸

    

先日、改めて松島をじっくりと調査した。調査とは言っても、観光船で湾内を一周したあとで有名な観光スポットを巡ったので、修学旅行生や団体観光客からは同類に見えていたのだろうが。

まず、湾内一周の目的は、日本庭園のモチーフとなった特別名勝の景観をしっかりと記録観察することだ。遊覧船からは名高い名勝スポットが見え、船の進みに応じて刻々と変化する景観が興味深い。

船からの景観に加えて、陸上の著名な展望地点からの名勝景観も重要だ。五大堂、観瀾(らん)亭、雄島、西行戻し松などが主要スポットだ。


■建造物撮影における仰角について  読む=>大野木康夫

主に文化財建造物を撮影していると、被写体の建造物との距離を物理的制約によって十分取れなかったりします。その場合は、広角レンズを使用することになりますが、仰角が大きくなりすぎるので、写真が大きく歪んだものになります。ゆがみは現像ソフトを使えばある程度修正できますが、屋根などについては目の高さから見て見えないので、写すことができない、又は少ししか映らないために修正がききません。これを補うため、条件が合うところでは一脚を使って差し上げ撮影を行っています。

    


■ 京都大学構内の建築    読む=>野崎順次

国登録有形文化財の建造物は構内だけでも数件以上あり、また、未指定未登録ながら、現在でも使用されているレトロ建築が少なくない。先日の11月6日(日)に撮影に行ったが、多くの門に守衛さんはおられず、構内は普通の町中と同じ解放感があり、三脚撮影に何の不都合もなかった。さすが京大だ!!?

 


■蟇股あちこち 31   読む=>中山辰夫

今月は姫路市内の古刹、圓教寺、随願寺、広峯神社と弥勒寺です。いずれも見ごたえのある建造物です。
 
加えて十島(としま)菅原神社(熊本県)です。


■   読む=>酒井英樹


■ 旧高宮貝島家住宅  読む=>田中康平

 福岡市の登録有形文化財であった旧高宮貝島家住宅を含む高宮南緑地が今年の4月に改めて新装開園・開館したというので様子を見に行ってきた, 自宅からは車で10分もかからない。
かっての筑豊御三家(麻生・貝島・安川)の一角を占める貝島(かいじま)家の貝島嘉蔵(貝島炭鉱創業者貝島太助の弟)の本邸で、大正4年に直方市西尾に完成していた邸宅を大正14年に解体、昭和2年に現在のここ高宮の地に移築したものという。


■世界遺産の二つの城  読む=>川村由幸

仕事で姫路に出かける機会があり、約束より早く姫路入りして姫路城を見学してきました。
仕事が済んだ後、京都に一泊して二条城も見学しました。
二つともに世界遺産の城です。日本には5つの世界遺産の城or城跡があり、残り三つはすべて沖縄にあります。
この姫路城と二条城、同じ城でもその様子は随分と異なります。比べてみましょう。

 


■「茗荷」  読む=>柚原君子

そんな中で、見るだけでとてもこわい女の人が村の中に一人いた。その人はオキチ様と呼ばれていた。まだ若い女性で、日がな一日何かをつぶやいていた。髪はパーマをかけている様子だったがぼさぼさとしていた。目はパッチリと大きく、口は赤い紅に彩られていた。いつも長いスカートをぞろりとはいていたが、スカートの裾は片手でつままれていた。
オキチ様と目を合わせてはいけないといわれていた。目を合わせるとどこまでも追いかけてくる、と。


■おばちゃんカメラマンが行く    読む=>事務局

   今月のにゃんこ

 

 

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