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大分県臼杵市 臼杵石仏 
Usuki buddas,Usuki city,Oita

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臼杵市大字中尾字ホキ143 五輪塔 重文 近世以前/その他 平安後期 嘉応2(1170) 石造五輪塔 嘉応二年七月二十三日の刻銘がある 19540917
臼杵市大字中尾字ホキ143 五輪塔 重文 近世以前/その他 平安後期 承安2(1172) 石造五輪塔 承安二年歳次壬辰八月十五日日次□□の刻銘がある 19540917
臼杵市大字深田字木原929-2 宝篋印塔 重文 近世以前/その他 鎌倉後期 鎌倉後期 石造宝篋印塔 19540917


June 17, 2018 野崎順次 source movie

大分県臼杵市深田、中尾
臼杵石仏
(Usuki Stone Buddhas, Usuki City, Oita Pref.)

古園石仏大日如来像に代表される臼杵石仏(磨崖仏)は、平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫刻されたと言われています。
その規模と、数量において、また彫刻の質の高さにおいて、わが国を代表する石仏群であり、平成7年6月15日には磨崖仏では全国初、彫刻としても九州初の国宝に指定されました。
その数は、60余体にもおよび、このうち59体が国宝となりました。
石仏群は4群に分かれ、地名によって、ホキ石仏第1群(堂ヶ迫石仏)、同第2群、山王山石仏、古園石仏と名づけられました。
それぞれに、傑作秀作ぞろいであり、表情豊かな御仏の姿は、みる者の心にやすらぎをあたえてくれます。
また、平成29年3月には古園石仏郡の手前右側の岩壁に刻まれた2体の「金剛力士立像」が、国宝に追加指定されるという内定が出されました。これにより、臼杵石仏(磨崖仏)は合計で61体が国宝となります。
(臼杵石仏ウェブサイトより)

磨崖仏造営の時期や事情を証する史料は一切残っていない。地元に伝わる「真名野長者伝説(炭焼き小五郎伝説)」では、この磨崖仏は亡くなった娘の菩提を弔うために長者が彫らせたとされており、用明天皇が登場することから、この伝説の舞台は6世紀後半と考えられる。しかし、実際の磨崖仏は、仏像の様式などから大部分は平安時代後期、一部は鎌倉時代の作と推定されている。
その後、磨崖仏は山岳仏教の衰退と共に忘れ去られ、1000年の風雨に曝され続けることとなった。元々阿蘇山からの火砕流が溶結した凝灰岩に掘られた石仏は脆く、また参拝者によって自然にできた道が大雨の際は川に変わり石仏を削り取った。現在、多くの石仏の下半身が切り取られたように無くなっているのはそのためである。
劣悪な環境の中で仏頭の多くが剥落した。中でも、最も有名な古園石仏群の大日如来像の仏頭は、1993年(平成5年)に保存修復が完了するまでの間、仏体下の台座に置かれたままであった。修復にあたっては、元の姿に戻すべきという意見と、臼杵のシンボルともなっている像の姿を大きく変えることを憂慮する意見との間で激しい論争が起きたが、仏頭の元の位置への修復が国宝指定の条件として文部省(当時)から提示されたため、最終的に元の位置へ復元されることとなった。
(ウィキペディア「臼杵石仏」より)

パンフレット

    

JR臼杵駅前説明板と古園石仏大日如来像レプリカ

      

臼杵石仏全景

      

入口から進む。

        

ホキ石仏第二群
2龕(がん)からなり、第1龕には阿弥陀三尊像が見事な技術で掘り出され、その堂々とした?体、中尊と両脇侍のそれぞれに異なった豊かな表情など、まことに見事な磨崖仏です。第2龕は、「九品の阿弥陀」と呼ばれ、比較的小さな仏像が彫られています。
※ ホキとは、「がけ」という意味の地名です。
(臼杵石仏ウェブサイトより)

                       

礎石、五輪塔群など

         

ホキ石仏第一群
平安時代から鎌倉期に至るまでの磨崖仏が20数体並び、まさに壮観です。4つの龕からなり、第1龕は、如来坐像3体と菩薩立像2体、第2龕は阿弥陀如来坐像、薬師如来坐像、如来坐像の3体、第3龕は大日如来像ほか4体、第4龕は地蔵菩薩半跏像並びに十王像の11体です。いずれも秀作ぞろいです。
(臼杵石仏ウェブサイトより)

                          

少し山を登ると我が国最古級の五輪塔二基がある。

    

国重文 中尾五輪塔 平安後期 嘉応二年(1170)
凝灰岩、高さ151cm

             

国重文 中尾五輪塔 平安後期 承安二年(1172)
凝灰岩、高さ104cm

         

山を下り、山王山石仏へ

      

山王山石仏
中央に丈六の如来像と左右に脇侍の様に如来を刻む三体の如来像で構成されています。仏像の顔は輪郭が丸く、目鼻はこじんまりとして童児のそれをおもわせ、今にも語りかけるような口もとなどは、邪気のない純真無垢な童顔そのものです。通称「隠れ地蔵」と言われています。
(臼杵石仏ウェブサイトより)

          

古園石仏
古園石仏は、大日如来像を中心とする曼荼羅を構成し整然とした陣容をそなえる、臼杵石仏の中心的存在。通称古園十三仏とも、大日山石仏とも言われています。特に中尊の大日如来は日本の石仏の中でも最高傑作の一つといえます。高く秀でた眉、切れ長の伏し目に端正な顔、ほのかに紅を刷いた唇にあたたかい御心が通う。きわめて端厳な相好ですが、ゆたかな両頬や、ややとがった二十頤、切れ長の伏し目など幽玄で神秘的な雰囲気がただよいます。制作年代は、平安後期を下らないと言われています。崩壊破損が甚だしかったのですが、修復工事(S33?)により平成5年8月25日には中尊大日如来の仏頭が復位され、昔日の荘厳な姿に復旧しました。
(臼杵石仏ウェブサイトより)

                                            

隣の小さな谷を横切って、化粧の井戸あたり。
炭焼き小五郎の妻、玉津姫の顔にあったみにくいあざが、この井戸の水で洗ったところ、きれいに落ちて絶世の美女になったとのこと。

            

2.満月寺

満月寺
満月寺は、伝説によれば臼杵石仏の縁起に欠かせない真名長者の発願により三重町内山蓮城寺を開いた蓮城法師によって創建されたという。

     

国特別史跡 木原石仏(仁王像)、鎌倉後期〜室町前期
凝灰岩、満月寺境内にあり、膝から下が土に埋もれ、力強い作風ですが、ユーモラスな表情をしている。

              

国特別史跡 深田観音石仏
蓮城法師像(真名長者のもとで石仏を彫ったといわれる人物)と真名野長者夫婦像(石仏を造らせた人物といわれる、室町期作)

      

市文 満月寺五重石塔 鎌倉後期 正和四年(1315)
凝灰岩、塔身までの高さ90cm

      

国重文 深田法篋印塔 鎌倉後期
満月寺の北端に立ち、通称日吉塔と呼ばれる。凝灰岩、高さ420cm。

            

深田心の小径など

                  

参考資料
臼杵石仏公式ウェブサイト
河合哲雄「石仏と石塔!」ウェブサイト


Dec.2014 瀧山幸伸 source movie

                                                       

鍛治屋橋
          


March 4,2014 田中康平

大分県臼杵市大字深田字古園1936-3、中尾字山王山219-2、中尾字ホキ140-2、中尾字ホキ139-2

国指定特別史跡 特別指定年月日:1952.03.29(昭和27.03.29)
国宝(美術品)国宝指定年月日:1995.06.15(平成7.06.15)

臼杵市の西、臼杵川河岸の丘陵にあり59体が確認されている。製作者は不明、製作年代は平安後期から鎌倉にかけてと推定されている。頭部は丸く掘り出されており立体感がある。また施された彩色がうっすらと確認できる。
大日如来は以前首が下に置かれていたが平成6年の修理時に元の位置に復元された。

文化財等データベース解説文:
国指定特別史跡解説文:臼杵市の西方約4粁の距離にあたり、臼杵川の支流深田川を挾みて起伏する凝灰岩の丘陵に刻せられているもので、字古園・観音・木原・大日及び南津留村大字中尾字山王・ホキの地域にまたがっている。字古園に存する磨崖仏は、その北に対する丘陵にあり、いづれもその岩壁に仏・■等を半肉彫している。壁面並に彫像に亀裂を生じ、造像にも破壊毀損しているものがあるが、その数頗る多く、中にも古園の本尊大日の首部、及び■像、ホキの弥陀、觀音勢至の三尊、山王の隠れ地蔵の如きは優秀なものである。字観音に存する磨崖仏は、大日山の西南丘陵亭ヶ鼻の末端にあり、丘陵を穿って2個の■洞を作り、一洞には蓮城法師の坐像を、一洞には眞野長者夫妻の坐像を置き、共にこの地の磨崖仏佛群像彫作に関係している伝説を存する。字木原の磨崖仏は、亭ヶ鼻の東方低地、道路の傍にあり、凝灰岩をもって彫作している二王の立像で、その作は簡素である。字大日に存する磨崖仏は、俗に門前と称さる丘陵の末端にあり凝灰岩岩壁に仏佛・■等を半肉彫にしたもので、岩貭粗鬆の爲彫像の破壊が甚しいが、不動の立像及び脇侍二像は比較的よく保存している。 これらの磨崖仏は、ほぼ平安時代から鎌倉時代にわたって彫作されたものとみなされるが、中にも平安時代の作に見るべきもの多く、わが国におけるこの種の磨崖仏としてきわめて優秀なものであり、學術上の価値が特に深い。 なお日吉塔は木原にあり、阿蘇熔岩で作られた宝篋印塔で、その作精巧であり、鎌倉時代の遺品と認められる。五輪塔は南津留村中尾の丘陵上にあり、一基には承安二年の銘を存し、一基には嘉応二年の銘を存し、共に阿蘇熔岩で作られた供養塔である。
国宝解説文:臼杵石仏は、豊後地方に集中して存在する平安時代の磨崖仏のなかで最大の規模を誇り、かつ出来ばえが最も優れた石仏群として広く知られている。これらは丘陵斜面の熔結凝灰岩の露出した部分を開鑿して造られたもので、大略四群(古園、山王山、ホキ第一群、同第二群)に分かれており、いずれも比較的浅めの龕を穿って高肉彫の手法で計五九躯の仏体を刻み出している。その造営に関する史料は知られていないが、作風からみて、平安後期にその規模の大半をそなえ、鎌倉時代に一部追加されたと思われる。
古園石仏は丈六の金剛界大日如来像を中心に仏・菩薩・天部を左右六体ずつ並べる構成になり、その張りのある堂々とした造形や、中尊および菩薩の一体の頭部を完全に岩から離して丸彫りとし、各像とも岩層の足りない下半身の一部を別材から造り足す技法を用いるなど、石仏群中で最も注目すべき存在である。山王山石仏は丈六の如来坐像の左右に脇侍如来像を配する三尊で、やや素朴な作風は平安後期のこの地方における石仏造像の水準を示している。ホキ石仏第一群の第一・二龕はともに五尺を超える如来坐像三体を並置し、前者ではその左右に脇侍菩薩立像各一体が添えられている。同第二群第一龕は丈六の定印阿弥陀坐像に両脇侍立像を配する三尊像である。これらは温雅な藤原様式を示し、当代木彫像の優品に較べて遜色のない作行を見せている。
本石仏群は昭和三十七年に重要文化財に指定された当時、すでに経年による損傷が甚しく、頭部や仏体の一部を割落するものも少なくなかった。昭和五十五年度から平成五年度にかけて行われた美術工芸品としての保存修理によりそれらは小断片に至るまで母岩に接合復元することができ、四群それぞれ面目を一新した。その結果、龕の前面に仮に置かれていた頭部が復位された古園石仏の大日如来像をはじめ、これらの彫刻作品としての偉容の全貌がここに明らかになり、今回、国宝指定の運びとなったものである。

     

臼杵石仏
                                                      

化粧の井戸、満月寺周辺石像
                






Dec.2011 瀧山幸伸 source movie

A camera

   

                       

      

  

      

   

                      

     

B camera
    

                                                                                                          

              

   

                                    

  


Dec.2010 川村由幸

所在地:大分県臼杵市深田
訪問日:2010.12.11

四群五十九体の石仏が国宝に指定されている臼杵石仏。
平成七年に磨崖仏では国内初の国宝に指定されました。
平安後期から鎌倉時代にかけて制作されたと伝えられ、その数と美しい造形は他の磨崖仏を圧倒しています。
特に古園石仏の大日如来像は美しいお姿で臼杵石仏を代表する磨崖仏です。

                                                                            


Jan.2010 撮影:蛭田信次

           


Dec.2003 撮影/文:瀧山幸伸 

ガイドツアー
その1  source movie
その2  source movieその3  source movie
その4  source movie

臼杵磨崖仏は国の特別史跡に指定されている。平安末期から鎌倉時代の作風様式ではあるが、年代は特定されていない。地上に落ちていた仏像の頭部を復位するなどの補修を得て、1995年石仏として初めて一群の59体が国宝に指定された。特別史跡と国宝を併せ持つ、大変価値が高い文化財だ。

臼杵石仏に限らず、臼杵市郊外から豊後大野市、竹田市にかけて、平地に多くの磨崖仏などの重要文化財や史跡が点在する。国東半島の山奥にある石仏群とは違うのどかさが味わえ、じっくりと時間をとって巡礼したい地だ。

   

                                 

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