JAPAN GEOGRAPHIC

沖縄県那覇市 識名園

Shikinaen,Naha city,Okinawa

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May 14,2015 中山辰夫

那覇市真地421−7世界遺産登録 国名勝全体図・説明

那覇市真地(まあじ)の琉球石灰岩台地の高台にある。

1800年頃琉球王家別邸として造られ、中国からの冊封使や外国使臣の接待用に利用された。「心」字くずしの園池を中心に、いろいろな施設が配置されている。

沖縄戦で殆ど破壊され復元された。回遊式庭園である。入口〜番屋〜通用門

正門

この門は、国王一家や冊封使などが出入りした。正門、通用門ともヤージョウ(屋門)と呼ばれる屋根のついた形式。ヤージョウは。郭式のある屋敷にのみ許されていた。識名園ノヤージョウは、王府時代の格式を踏襲した趣のある門。全景

池に浮かぶ島には、中国風六角堂や、大小のアーチ橋が配され、周囲を石灰岩で石積みするなど琉球独特の工夫がなされている。

総面積は2万3000㎡強で、王家最大の庭園である。育徳泉

溢れた池の水が、石造の懸樋(かけひ)から勢いよく落ちている。御殿(ウドウン)

六角堂

石橋

池の中に配された島に、大小二つの石橋が架けられている。いずれも、橋の中央が高くなった橋で、中国風のデザインである。舟揚場

勧耕台碑

園池の水源は、深さ90〜120cmの井戸で、高台の琉球石灰岩に浸透した雨水である。

樹木としてはリュウキュウマツ、フクギ、ガジュマルなどが繁茂している。


July 2007 瀧山幸伸 source movie

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