大阪府大阪市都島区 桜之宮公園(藤田邸跡公園を含む)
(Sakuranomiya/Fujita Garden, Miyakojimaku, Osaka City, Osaka Pref.)
Category
|
Rating
|
Comment
|
General
|
|
|
Nature
|
|
|
Water |
|
|
Flower |
|
|
Culture |
|
|
Facility |
|
|
Food |
|
October 15, 2022 野崎順次 source movie
大阪府大阪市都島区網島町
藤田邸跡公園(桜之宮公園)
市名勝(一部)
本邸の庭園もおそらく建築と同時期に築庭されたものとおもわれる。すなわち明治半ばに本邸の建築に伴って庭園づくりが始められ、明治43年の新本邸建設時にさらに整備され、本邸完成の時には庭園も完成したと推測される。
作庭者は“梅園梅叟”(ばいえんばいそう)という庭師で、大阪で代々造園業を営む家の6代目で、19歳から60歳の間に10余りの庭園を修築したという。それらの特徴は、自然の地形を生かし人工的手法を駆使し妙趣を尽くすというものである。
庭園は藤田本邸の東部やや北寄りにある。この場所は淀川左岸の平坦な地形であったことから、作庭にあたっては起伏に富んだ地形を人工的につくり出し、この高低差をうまく生かしたものとなっている。戦後長く手入れされない状態であり、周辺部はかなり変形しているところもあるが、築山や石組みなど主要な部分は良好な状態で残っている。
庭園は南北方向の築山、滝、流れ等を基本的な構成としている。特に北の高い滝石組みからの流れや築山中央の流れとその両側の急峻な築山の組み合わせが庭園の中心となっている。流れのなかには沢飛びがあり、木橋の架けられた跡もあった。かつて庭園内には多宝塔や石塔、寺院の礎石などがたくさんあった。多くは他の場所に移動しているが、現在でもいくつかの礎石は残存している。
横に広がりのある開放的な庭園ではなく、築山をスクリーン的に扱うなど、先の見えない意外性や、そそりたつ石組みの大胆さなどを求めたダイナミックな庭園の構成は江戸時代以前には例のないものである。おだやかな自然の景色ではなく、豪壮で荒々しい自然の情景を表現したものであり、梅叟の特徴をよく示す。わが国の近代庭園史を考えるうえで貴重である。
(大阪市公式ウェブサイトより)
現地説明板によると、藤田邸跡公園は、大川沿いの長大な桜之宮公園の一部で、大阪市名勝指定範囲は藤田美術館の北側である。実際に行ってみると、その指定範囲の多くは未整備のため立入禁止となっていた。
藤田美術館から少し南西に進むと、旧藤田邸表門があり、本公園の出入り口である。
門から入り、すぐ右手の飛石を進むと、庭園の名残の一画がある。
表門正面と右手の芝生広場
藤田美術館の北側にまわると、蹲踞跡や宝塔など石造物が並んでいる。真っ二つに割れた大石もあり、陰石かもしれないが、何かいわれがありそうである。
その正面(北側)は立ち入り禁止で、鬱蒼とした築山と渓谷である。
さらに北へ、名勝指定区域の石組
池と護岸石組が逆光になるので、南にまわりこむ。何故か名勝指定区域外となる。
再び、名勝指定区域に戻り、奥へ行くが、危険のため立入禁止の札があって断念。
藤田邸跡公園は午後四時で閉門となり、隣接する桜之宮公園ひょうたん池に行った。ブラックバスと鯉と鮒が釣れるそうだ。日が暮れてきた。
Apr.1,2022 瀧山幸伸
A camera
桜宮神社付近から大阪城京橋口まで往復
旧藤田邸跡公園
B camera
Apr.2013 野崎順次 source movie
桜之宮の桜満開
(Cherry Blossoms at Sakuranomiya, Miyakojima-ku, Osaka City, Osaka Pref.)
撮影日: March 31, 2013
JR桜ノ宮駅近くの大川(旧淀川)河畔は浪速の桜名所の一つである。
源八橋から南方(大阪城方面)をみると両岸の桜が満開である。川の左側は桜之宮公園、右手は帝国大阪OAPタワー、造幣局、大阪城。
源八橋の北側歩道を東に戻る。
駅の方に戻りガードをくぐると毛馬桜之宮公園があり、対岸の桜もなかなかである。
また、ガードをくぐって南の桜之宮公園の方に行ってみた。
May 2012 野崎順次 source movie
藤田邸跡公園
All rights reserved 無断転用禁止 登録ユーザ募集中