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大阪府堺市堺区 グワショウ坊古墳

(Guwashobo Tumulus, Sakai-ku, Sakai City, Osaka Pref.)

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May 17,2022 瀧山幸伸 source movie

     


October 15, 2017 野崎順次  source movie

大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町3丁(大仙公園内)

国史跡 M29 長軸(東西)61m、短軸(南北)56m

グワショウ坊古墳は、旗塚古墳の東側にある卵形の円墳で、墳丘は2段築成と考えられています。周囲には濠がめぐり、葺石と埴輪が検出されていますが、主体部の構造や副葬品は不明です。昭和50年代の公園造成時には、すでに墳丘上部は削平されて平らでしたが、現状は公園整備がなされ、大仙公園の一部となっています。円墳で径約61mという大きさは、仁徳天皇陵古墳(大山古墳)の陪塚とされている径約62m大安寺山古墳に次ぐ大きさで、全国的にも有数の規模を誇ります。発掘調査では、規模と西側が張り出した卵形を呈する墳形であること、濠から外側における削平が顕著であるものの古墳の濠埋土は比較的良好に残存する可能性が高いこと、墳丘には「天地返し」とも呼ばれる鱗状層序による盛土を採用していることが判明しました。遺物は原位置を留めない円筒埴輪、形象埴輪、須恵器、ミニチュア鉄鍬が出土しましたが、本古墳の築造時期は、これらの遺物から5世紀後半と考えられます。

(堺市ウェブサイトより)

             


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