JAPAN GEOGRAPHIC

通信員HowTo

投稿ガイド


■■■  自分の写真やビデオ、文章などのファイルを事務局に送る方法

下準備

 

ファイル名、フォルダ名の変更(重要です)

ビデオや写真には、検索が便利なように、ファイル名、フォルダ名を変更します。

重要! ファイル名、フォルダ名の注意

ウェブの規則ですので、エラーとならないよう、「半角英数,小文字」で名前を付けてください。拡張子も小文字です。

スペースは空けないように、言葉のつなぎはハイフン "-" またはアンダーバー"_"で。

使えるのはアルファベット23文字と数字のみで、日本語は使えませんし、括弧、&,コンマ、ピリオドなどの記号、空白スペースなどの特殊文字は使えません。

投稿データ全体のフォルダ名

都道府県名-市町村名-撮影場所-撮影者名-撮影年月

例) miyazaki-miyazaki-uryunohachimanjinja-jnozaki-200802

ファイル名

都道府県名-市町村名-撮影場所-撮影者名-撮影年月(yyyymm)-4桁連番+拡張子(全て英数小文字、スペースや特殊記号は不可)

例) miyazaki-miyazaki-uryunohachimanjinja-jnozaki-200802-0001.jpg

動画は、投稿データ全体のフォルダ内にmovieサブフォルダを作り、その下に投稿データ全体と同じmiyazaki-miyazaki-uryunohachimanjinja-jnozaki-200802サブフォルダを作って動画ファイルを入れてください。

frexible renamerなどの無料のファイル名変換ソフトを利用すると一括で名前の変更ができて便利です。

名前の変更方法がわからない場合、事務局で名前を付けますので撮影したままのファイルを送ってください。

その場合、解説文を作り、ファイルを並べる順番を指定するか、小見出しごとにサブフォルダを作成してファイルを収納してください。

 

 見出しと解説

学習する人のためにも見出しと解説を付けてください。

名称には正しい読みを付けてください。思いこみで正しい読みと違う場合が多くありますので信頼できるサイトで調べてください。文化財の正しい読みは文化庁の文化財データベースで確認できます。地名の正しい読みは日本郵便のサイトで確認できます。

上記で名前を付けた画像ファイルをまとめ、概説、小見出しの文章を用意してください。

ワード形式のファイルではなく、テキストファイル(txt)を推奨します。ワードで文章を作成してテキスト形式で保存することもできます。

ワード形式のファイルには画像を張り付けないでください。(ウェブに使う画像の抽出が難しくなりますし画質が劣化します)

説明文には、特殊文字、半角カナ、旧字は使えません。ウェブ編集ソフトが暴走して他のファイルを破壊してしまう恐れがあります。Wordでは使えますから注意が必要です。

文章が長い場合、文章の途中での改行はしないでください。ウェブでは利用者の画面の大きさに合わせて自動改行しますので。

 評価

取材者が取材対象の1次評価をしてください。この評価基準が参考になりますが、同様な既存ページの評価を参考にしてください。評価が極端な場合、事務局で変更することがあります。

 代表写真の選択

投稿者が最も理解していますので、ふさわしいと思うファイルを指定してください。

 

 投稿

材料が揃ったら、画像ファイルとテキストファイル(和文と英文のタイトル、撮影日、見出し、解説、評価点、代表写真番号)を事務局に送ってしてください。

 

方法1 FTPサーバにUP

掲示板に添付ファイルを投稿できない場合、フォルダを圧縮しないでそのままUPしたい場合、UPの進捗を確認したい場合には、FTPサーバへUPしてください。

 

方法2 掲示板にファイルを添付する方法

1回で最大10GBまでUPできますがエラーが発生する場合がありますし遅いです。

下の図にあるように、投稿したいフォルダ(複数可)を選び、マウスの右ボタンで「送る」「圧縮」を選びます。

圧縮ファイルが作られますので、それを掲示板にUPします。掲示板からの投稿はUPにかなりの時間がかかります。

4GBを超えるファイルやフォルダを圧縮すると壊れたzipファイルが作成されますが、壊れているという警告が出ませんので、4GB以上に対応している7zipなどの圧縮ツールを使うか、FTPサーバへUPしてください。

 

事務局での作業

事務局はUPされた投稿資料をダウンロードして編集し、完成作品をウェブサーバにUPします。作業終了後、掲示板でウェブサーバへのUPが通知されたら、内容を確認してください。


■■■  よくある質問

 何を投稿したら良い? 

目安として、JGの理念(目指すコンテンツ)を参考にしてください。あまり悩まないで、自分のアルバムの非常時バックアップのように考え、気軽に送ってください。

ブログやホームページをお持ちの方は、適当に選んで最高画質の素材を送って下さい。

 

 投稿などの活動はどう評価されるのか?

Japan Geographicの理念に従い、自学自習に資することと、他者や後世に学習資料を提供することを念頭においてください。

具体的には、行動科学的に加点方式で自己評価してください。活動が継続できるように、以下のようなガイドラインを推奨していますので、これを参考に総合点を出して投稿の励みとしてください。

・継続の価値 (過去12カ月継続的に投稿や集会、掲示板での情報交換などに積極的に参加している) +30点

・質の価値

1 取材ソース

(1) 観光スナップ 数枚のスナップ程度で、現地を知らない人には理解しにくい内容、知的興味をあまり誘発しない内容 +10点

(2) 詳細取材 対象物の細部や複数アングルなどの詳細な取材があり、対象物を知らない人が容易に理解できる内容 +30点

(3) 地誌取材 対象物の周囲の地理歴史などの補足取材があり、なぜ当地にその時代に対象物が成立したのかなど、対象物の周囲の状況や背景を知らない人が容易に理解できる内容 +30点

(4) 価値の発掘 (世間一般の評価にとらわれず、対象の隠れた価値や忘れられた価値を独自に発掘紹介した内容) +100点

2 学習資料レベル 素材ソースに文章などの説明が付属している(説明は他からの単純コピー;説明看板、パンフレットの複写、文化庁の文化財データベースや公文書、wikipediaなど) +20点

3 総合教材レベル 自分が総合編集した作品に仕上がっている (写真や解説はもちろん、アクセス方法、住所、費用、その他を表示した総合的な教材に仕上がっていて、文章には自分の考察などが反映されている) +50点

4 論考レベル (独自性のある内容で、数ページ) +100点

5 論文レベル (学術的な内容で、数十ページ) +300点 

・量の価値 

投稿したこと自体の価値 (対象の量や質を問わない) +10点

1回あたり10枚以上の写真など、素材の量が多い場合 +20点

毎月2回以上の投稿では毎回の合計点を月の合計に加算する

 

 同じ場所のコンテンツを投稿しても良いのか? 写真などの点数は多すぎないか?

「共同作業で学ぶ場に」

他の人がレポートした場所であっても、遠慮なく自分の取材資料を追加しましょう。共同で資料を充実させることは、お互いに励みになります。 個人ごとに視点が違いますので、既にホームページがある場所や物件であっても、全く同じコンテンツ以外は追加掲載しますので、遠慮なく送ってください。 同じモデルであっても各自の視点、感性、表現手法は異なるわけですし、現地を学びたい立場の人には情報が多いほうが嬉しいのです。 複数の通信員が同時に同一地を取材した場合でも全員の成果を掲載します。

「継続は力なり」

取材先は季節や時間によって表情が異なりますので、例えば朝、昼、晩の情景と生活の変化、祭りなどハレの時、雨雪や嵐、オフシーズンの時など、最低5回は訪問することを心がけましょう。1回だけでは見つからなかった良さが発見できます。

「量は質に転換する」

自分が感動した対象物については、なるべく多く撮影・投稿しておくと後日感動が蘇りますし、他の人にも伝わります。 上手下手関係なく、とにかく多くの資料を作成することはレポーターとしての上達の早道です。数打てば打ち方がわかって来ます。写真であれば、露光やフォーカスを変えて複数撮影することも重要です。 自分が興味ある分野の対象には、少なくとも百か所訪問してみましょう。そうすると、どこをどう見れば良いかわかって来ます。

「芸術は細部に宿る」

芸術性や技量は問いません。自然や文化に対する感受性は意識しましょう。記録対象の特徴ある部分(違うアングルや詳細な匠の技など)をこまめに記録しましょう。また、それを作り出した環境(自然環境や人間の営み)について知り、記録することも重要です。 現地の説明看板をきちんと読み、撮影し、それに書いてある特長を撮影すれば良いのです。たとえば、薦神社神門を参考にしてください。説明板に書いてある部分に応じて撮影しています。 有名だからと言って、観光地や名物などを無理に記録する必要はありません。評価は自分の五感で。

「アーカイブス価値、教育研究素材としての価値を考えて」

対象地がどのような周辺環境にあるのか、現地に行っていない人にはわかりにくいものです。 10年100年後に、変わったりなくなってしまうものを記録することも重要な目的です。

現地へのアクセス(駅や入路)や周辺環境、人々の様子(ファッションや自動車など)を撮影することも重要です。 学ぶ側の人々に提供するガイドブックや教科書を作るという気持ちで、何が必要かを考えましょう。 老若男女、言語や文化を問わず、世界中の人を対象に、マルチメディア教材を作成するための素材を収集すると考えればベストです。 写真、動画、音、パンフレットや印刷物、解説板、人物インタビューなど、必要な情報は「なるべく多く」集めましょう。

 

外部リンクしても良いか?

外部URLへのリンクは原則としてしません。文脈上どうしても表示が必要な場合は外部URLを表示しますが、リンクはしません。その理由は大きく二つあります。

1 安全性 Japan Geographicのリンクは内部で完結し、知らない間に外部へ誘導されることがないよう安全が確保されており、お子様でも安心して学ぶことができるようにするためです。

2 継続性 数百年数千年単位のアーカイブスを目指すので、リンク切れ、外部サイトの乗っ取りや変貌などによる危険性を防止するためです。 

 

 解説文などはどうやって作成すればよい?

他人が著作権を所有する文章をまるごとコピーすることは著作権の侵害になりますので、図書やホームページの文章を丸写しするのはやめましょう。 ただし、学術研究用に、常識的な範囲で文章や写真を「引用」することは可能です。Japan Geographicへの投稿のほとんどは学術研究用の位置づけです。 全文引用したいような場合は、国や地方公共団体の文書(いわゆるパブリックドメイン)、Wikipediaなど著作権が存在しない文章を利用してください。

特に文化財では、文化庁のデータベース や教育委員会の調査資料は有益です。

文化遺産オンライン https://bunka.nii.ac.jp/

文化財データベース https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/index

 

著作権についての詳しいQ&A はこちら。http://www.cric.or.jp/

 

 他人が撮影した写真を利用したい。

旧著作権法に基づき、昭和31年以前に公表された写真には著作権が及びません。 昭和31年以降に撮影された写真は、公共のホームページやwikipedia等パブリックドメインのもの以外は撮影者が著作権を保持していますので、学術研究目的の最小限の引用以外は無断使用できません。

 

 肖像権はどう対処すればよい?

明確な法律はありません。 「個人情報の保護」と「経済的利益の侵害」を目安に判断してください。 撮影時に人物が大きく写りこんだ場合には、その画像を見せて許諾を取っておくと安心です。(祭りなどは人が大きく映りこんでもほとんど問題ありません)

 

 失敗作を投稿して良いか?

ぶれたり、ボケたり、露光が悪かったり、ゆがんでいたり、ビデオが揺れていたり、といったような失敗作でも、貴重な資料です。また、技術の進歩で失敗作が救済されることが多くなりました。 遠慮なく投稿してください。(あまりにもひどいものは事務局が判断します)

 

 画像サイズは?

画像ファイルはサイズ無制限ですので、撮影時のJpg/Raw、ムービーファイルなど、最高画質で最大サイズのものを投稿して下さい。要するにお使いのカメラの性能の最高画質で撮影し投稿してください。Rawの現像ができない場合、事務局で現像しますのでそのままUPしてください。


■■■ 投稿した元画像の場所、データのバックアップ等

■ Rawで投稿された場合、Rawファイルは事務局が保管していますので、必要な場合はご連絡ください。

■データのバックアップ

事務局はデータを二重に保管しています。1つはサーバーで稼働しており、バックアップは事務局内でのコールドスタンバイです。完璧ではありませんが天災には耐性があります。
お使いのPCやディスクが壊れて手元の画像が無くなった場合、データをコピーしてお渡しできます。そのためにもファイル名の付け方には気を付けてください。(都道府県、市町村、場所、年月、投稿者名でデータを検索してコピーしますので)

■自分の投稿動画を編集してYouTubeなどにUPしたい場合

編集とUPは難しいので事務局が作業します。事務局にご連絡ください。


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