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滋賀県長浜市 木之本

Kinomoto ,Nagahama city,Shiga

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Nov.20,2016 瀧山幸伸 source movie

                               

旧本陣

            

冨田酒造

           

明楽寺

               


July 2012 中山辰夫

木之本宿〜町並・歴史探訪

長浜市木之本町木之本

アクセス

    

木之本は、大陸と都を結ぶ交通の要衝として古代より開けた場所で、木之本地蔵院の門前町を中心に宿駅が

形成された。

木之本を通る「北国脇往還」は関が原から春照・小谷を経由して木之本に至る街道で、参勤交代の道として

越前・加賀の大名たちの通行で賑わった。

「北国街道」は、鳥居本から米原・長浜を経て木之本に至る道で、幕末、長浜の繁栄に伴って発展し、多く

商人が行きかった。この街道は北近江から越前・加賀へ延びて行く。

 

木の本の宿は、本陣や問屋なども整備され、旅籠や酒屋が軒を並べ、元禄11年(1698)の文書によると

本陣・脇本陣や問屋・馬持・旅籠及び十数戸の商舗と人家が街道の東西両側に並び、街路の中央には水路を通し

柳が植えられた。

さらに、年に一回開かれた牛市場では、歴史に名を残す名馬が売買されことで大いに賑わった。

   

今残る古い街並みには当時の風情をそのままに残され、旧家の軒下の柱にはいまなお馬つなぎの金具が残り、

卯建のある家並みは紅殻格子がよく似合っている。また平入り瓦葺きの町家や妻入り町家の立ち並ぶ町並は

往時の賑わいを今にとどめている。

本陣を勤めていた竹内家(世襲)が今も残り、古い薬看板を見ることが出来る。

大音・西山地区での伝統的和楽器糸の生産や、賤ケ岳の南麓の伊香具神社、浄信寺、己高閣・世代閣など

観光資源に恵まれ、伝統の保存に注力する木之本である。

  

スタートのJR木之本駅前よりスタートする。

    

目だった訪問先

 

江北図書館

国登録文化財 明治39年(1906)設立。木造二階建 平成19年(2006)設立100周年を迎えた。

    

丸三ハシモト工場 

文化庁選定保存技術

三味線など邦楽弦楽器の原糸づくり。大音・西山地区の生糸を使用。

    

町中へもどる

駅前から木之本の中心街へ。ゆるやかな地蔵坂を300m登ると、正面が木之本地蔵として有名な浄信寺である。

両側には早くも古民家が現れる。

    

くつわの森

イヌザクラの古木がある。秀吉が木之本に駆けつけた時の馬が疲れて死に、ここに埋葬してむちをさして

おいた所に芽が出手、今日の大木に育ったと伝承される。

    

脇坂邸と菓匠緑兵衛

自家栽培のよもぎを使った手間閑かけた草餅

   

北国街道に当る。交差点の一角が「札の辻」跡である。

    

木之本地蔵院を挟んで、余呉方面(左)と高月方面(右)の町並。

   

木之本地蔵院 「詳細は木の本 木之本地蔵院」

駅からつま先あがりの緩やかな石畳を踏んで歩くこと数分である。

獣疫平癒に霊験があるとされ、牛馬を曳いてくる参詣者が増え、売買が行われるようになって、牛馬市につながった。

    

眼病に霊験あらたかで境内のカエルは今もすべて片目である。

 

町家めぐり

 

元庄屋上阪邸

   

道路の両側に古い民家が並ぶ。

        

付近の町並み

創業大正元年(1912)、元郡役所跡に開店した「すし慶」。蔵がギャラリーとなっている。

合戦図はギャラリーで見せてもらえます。

       

山路酒造

北国海道沿いで酒造480年余の老舗。清酒・桑酒・他 店のおかみさんも“街づくり”に大忙し。

創業天文元年(1532)山路家は伝馬所で脇本陣も兼ねていた。今の建物は大正時代に建てたもの。

    

木之本は養蚕の盛んな土地で蚕の餌になる桑の木を利用した桑酒作りが古い。糯米と?桑の葉を、独特の

方法で焼酎に漬け込んだ酒。古来、北陸から京に上る旅人 に、疲れが取れると好まれた。

牛馬市と馬宿平四郎

山内一豊が名馬山鳥栗毛を買ったゆかりの家

    

木之本及び余呉は昔から馬の産地で、先陣争いの際、梶原景季が乗った名馬「摺墨」は、余呉町摺墨(するみ)

の村年寄西山孫四郎が源頼朝に献上したという。戦国時代は馬の需要が増えた。

   

明治時代には、毎年8月と11月の2回馬市が開かれた。明治9年11月お牛馬市の記録では、宿数約20軒、

607頭で、内訳は牛宿15軒、牛477頭、馬宿5軒、馬130頭で、税金は1頭につき1銭だった。

一回の市は1〜2週間続き、その間、売り手と仲買人が馬宿に泊まるので町は大そう賑わい、潤った。

名残を留める町並み

        

山内一豊以前から昭和50年(1975)代まで続いてきた木之本牛馬市も町並の継続につながった。

目だった町家の意匠

    

一里塚跡

街道は木之本の集落からはずれ余呉の集落へと続く。

  

木之本地蔵院前に戻り街道を巡る。

これから先は田上山の良質な地下水で、酒・醤油づくりが盛んに行われ、今に続いている。

  

昔は道の中央に川が流れ、馬や牛をつなぐ街道並木があった。

つるやパン店 サラダパンがTVで紹介され一躍有名に・・・。

  

本陣薬局

木之本地蔵院から歩いて1分のところに、旧本陣跡が残されている。竹内五左衛門邸である。

江戸時代には、参勤交代のための、かなりの大名が利用したとされる。

   

記録によると、11代将軍・徳川家斉の息女・溶姫一行も滞在したらしく、その時は3千人分の寝具を

周辺の村から集めたといわれる。

竹内家は薬の商いで財を成し明治24年(1891)に全国初となる薬剤師第一号を取得している。

店先には古い薬看板が並んでいる。

    

富田酒造

清酒「7本槍」の蔵元。450余年の歴史を酒蔵が並ぶ。

三層屋根、土塀、門のある店構え。栄えていた時代があったことを表わしている。

    

酒屋を営む傍ら庄屋を勤めていた。明治天皇北陸ご巡幸の際、岩倉具視が宿泊した。

   

銘柄「七本槍」は勝利の酒、縁起のいい酒の思いを込める。ラベルは当家に逗留した北大路魯人の手による篆刻を使用している。

    

明楽寺 

真宗大谷派 本尊:阿弥陀如来 

    

かめや

元旅籠 手作り品いろいろ

  

白木屋醤油店

江戸末期の参勤交代廃止に伴い醤油業を始める。それまでは足軽宿・商人宿。屋号は「白木苦労左衛門」

    

店は天保の時代(1830)に建てられた。宿として建てたため、二階に多くの人が泊まれるように狭い床

の間(1.5尺)になっている。

   

裏の土蔵まで、200m以上ある大屋敷。この付近の大店は同じ構成である。

  

きのもと交遊間

江戸時代は問屋場、明治以降は警察が置かれていた場。昭和10年(1935)湖北銀行木之本支店として

新築されたRC造の建造物

    

滋賀銀行木之本支店

昭和10年(1935)建造 鉄筋コンクリート二階建

    

周囲の町並み

      

岩根醤油店と元庄屋竹本亭

ダイコウ醤油店

嘉永5年(1852)創業。現在6代目

  

 

       

杉桶熟成すること約2年 四季二度越ゑ自然醸造

   

北国街道と北国脇往還の分岐点

    

町中散策はこれまでとする。

町中から少し離れ、賤ケ岳近くを散策する。

大音地区 詳細は「木之本 大音」

「余呉に大音、西山の二村あり。古くから繭をとり、糸をつむぎて、之を絃糸となす。国じゅうの琴糸

琵琶湖糸、三味線糸の大半を生産せり。大音糸、西山糸と名づくるは之なり。和楽絃糸として、琴22種

琵琶50種、三味線110種、そのたあわせて180種余に及ぶ」(湖の糸)

    

湖北の琴糸はその品質が日本一と呼ばれていた。

伊香具神社 詳細(木之本 伊香具神社)

大音集落の東、香具山の南麓に鎮座。祭神は、「帝王編年記」養老7年(723)条に記される余呉湖の羽衣

伝説に登場する伊香刀美で、伊香連の祖とされる。

「延喜式」神名帳にみえる名神大社「伊香具大社」に比定される。

賤ケ岳の戦火で社殿以下を焼失したが、正徳年間(1711〜16)に再建。

     

賤ケ岳 詳細「木之本 賤ケ岳」

木之本と余呉の境界に位置する標高421.9mの山。

南西は琵琶湖、北は余呉湖に臨み風光明媚な地として知られ、琵琶湖八景の一つ。

今回はリフトで登った。景色は上々である。

  

賤ケ岳合戦の主役である羽柴秀吉と柴田勝家の戦いがあった。

賤ケ岳の七本槍−この言葉は、戦国に生きた男たちの猛勇さや忠誠心を彷彿とさせ、時代を超えて人々の

心を躍らせる。

  

明楽寺

長浜市木之本町木之本

宗派:真宗大谷派 本尊:阿弥陀如来

明徳2年(1391)真敬が創建 もとは真言宗に属していたが、蓮如の北国下向の時に帰衣し真宗に改宗。

山門

    

門戸には菊の御紋

   

石山合戦の時には顕如に勤仕したと伝承する。

太鼓楼

   

鐘撞堂

        

本堂

       

近世には長浜御坊大通寺(長浜市)の下寺。

参考資料≪パンフレット、伊香郡志、滋賀県の地名、みーな、北国街道と脇街道、近江城郭探訪、他≫


木ノ本駅

SL運行

Nov.2010 瀧山幸伸 source movie

     

             


May. 2006 瀧山幸伸 source movie

  

             

   

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