滋賀県大津市 三尾神社
Miojinja ,Otsu city,Shiga
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大津市園城寺町251 三尾神社本殿 重文 近世以前/神社 室町中期 応永33(1426) 三間社流造、檜皮葺 "棟札一枚 明治十年古材三点 板古材 応永三二年四月五日、旧野地板 慶長一四年無水月、旧支外垂木面戸板 慶長一四年六月 文書三冊 三尾社造営注文 一、三尾社造営番匠方注文 一、三尾社造営渡日記 一" 20141210
Mar.13,2017 瀧山幸伸 source movie
所在地 滋賀県大津市園城寺町246 長等神社楼門長等神社は元は日吉系の園城寺鎮守社です。
疏水雪景色
三尾神社は,古くは園城寺南院の鎮守社で,同寺境内の南西側に所在していた。
明治初期の神仏分離に伴い,境内の外側に移転し,三尾神社として独立した。
本殿は応永33年(1426)に建立された。
三間社流造の形式で,屋根は檜皮葺とする。
全体に装飾を抑えた簡素な意匠であるが,木太い軸部構成,舟肘木の曲線形状,反りの強い垂木などに,中世建築の特徴がよくあらわれている。
三尾神社本殿は,室町中期に遡る年代が明らかな三間社流造本殿である。
木太い軸部や簡素な意匠による古風かつ雄大な形態であり,我が国の神社建築の展開を理解する上で,高い価値を有している。
同じ鎮守社の新羅善神堂と親近性が強く,園城寺の室町再興期の様相を示す建築としても重要である。
(国指定文化財等データベースより)三尾神社も元は園城寺鎮守社(長等山の土地神)で、赤尾、白尾、黒尾の三神を祀ります。
三神は別々の場所(赤尾が三井寺山琴緒谷、白尾が現在地、黒尾が鹿関)に祀られていましたが、明治期に現在地に合祀のうえ、園城寺からは分離しました。
本殿(重要文化財)応永33(1426)年の建築
三間社流造、檜皮葺
三尾神社は園城寺南院の鎮守社でであったが、明治初期の神仏分離に伴い現在地に移転して三尾神社と称した。
本殿は室町時代中期の応永33年(1426)に建立された三間社流造の形式で屋根は檜皮葺とする。
全体に装飾を抑えた簡素な意匠や軸部などの特徴が中世建築の特徴がよくあらわれている。
園城寺の室町再興期の様相を示す建築としても重要であり、平成26年10月に重要文化財に答申された。
大津市園城寺町祭神:伊弉諾尊 御神紋:真向きのうさぎ 琵琶湖疏水が長等山に入るあたり、長等小学校の西南に当面して鎮座する。園城寺と隣接している。
鳥居から本殿までは大変な距離である。
拝殿
飛び出したように本殿からは離れて建っている。
入母屋造 間口三間 奥行三間
5段ほどの石段をのぼると唐門である。
その先は入母屋造の幣殿が中央に建つ。本殿の正面は見えない。
本殿
県指定文化財
三間社流造 間口三間 奥行二間三尺
幣殿の奥に三間社流造の本殿が廻塀に囲まれた中にある。本殿の後ろは垣根越しで園城寺の境内である。
社殿は、貞観元年(859)智証大師円珍が、琴緒谷(上の三尾)に本社を復興した。
その後、応永33年(1426)に足利将軍が社殿を再興したと伝え、明治9年(1876)現在地に移された。
うさぎ
この神社の神紋は「真向きのうさぎ」である。三尾神社が太古、卯の年、卯の月、卯の日、卯の刻、卯の方より出現されたという伝承により昔から兎が神様のお使いとされている。
寺門伝記にも「当神のお使いは卯を用う」とある。従って種々のところで兎に出合う。
手水舎
うさぎの口から水が出る
境内社
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