東京都文京区 旧菊竹清訓自邸(スカイハウス)
Kyu Kikutakeke(Skyhouse),Bunkyo,Tokyo
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Feb.6,2026 瀧山幸伸 source movie
スカイハウスは、東京都文京区大塚にある菊竹清訓設計の住宅(自邸)である。国の重要文化財に指定されている。
概要
1958年竣工。DOCOMOMO
JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選定されている。
1辺10mの正方形の居住空間を、各辺の中央に位置する4本の鉄筋コンクリートの壁柱で、地上から5mの空中に持ち上げた構造を持つ。
居住空間には仕切り壁はなく、その四周は廊下となっており、キッチン、浴室、収納等が交換可能に取り付けられている。また、居住階の下部は当初はピロティとされ、家族構成の変化に応じて、居住階からカプセルを吊り下げる形で増築が可能になっており、実際、この方式で子供部屋の増築が行われていた。これらは菊竹の唱えるメタボリズムを体現したものであった。
屋根は寄棟型で、HPシェル構造が採用されている。また、床は格子構造とされている。
増改築
ピロティには事務所が設けられていたが、事務所の移転を機に子供部屋のカプセルが増築された。その後、冷蔵庫の大型化などの設備の発展に対応してキッチンが中二階に移された。また、蔵書の増加に伴い、ピロティに図書を置く個室が設けられ、個室の近くに主寝室が移された。
この結果、1994年時点では、ピロティに個室、主寝室及び浴室、中二階に玄関、キッチン、ダイニング、最上部に書斎、接客室が設けられた状態となった。
参考文献
現代の建築家 菊竹清訓」 SD編集部編、鹿島出版会、1981年
(wikipedia)
全てのメタボリズム建築が長生きなわけではない。黒川紀章の新橋のビルが解体されて久しい。スカイハウスは既に70年近く経っているが元気な建物だった。
菊竹清訓も弟子の伊藤豊雄もその弟子の妹島和世も深く尊敬しており、特に妹島の世界的名建築の原点、飯田市の小笠原資料館には深く感動した。そこから窓越しに見える小笠原家は彼女の母方の実家だそうで、城のような重文建築にお住まいのおじいさんが丁寧に説明してくださったことを昨日のように思い出す。
自分もこのような思想に共感していた。概念が違うと怒られるかもしれないが、自分にはメタボリズムよりもスケルトンインフィルのほうがしっくりくる。私事で恐縮だがジャパンジオグラフィック本部となっている自宅はスケルトンで躯体だけ建築して内装や設備などはほとんど全て自分がDYI施工した。建築コストの原価(積算価格)がなぜ高いのかを材料費と人件費に分けて分析するためだったがDIYは大変だった。おかげでこの体験がサステイナブルシティの発想に役立った。しっかりした重量鉄骨の4階建てで、百年以上持つスケルトンに既に30年近く住んでいる。ちなみに設計は縁あって麗子像で有名な岸田劉生のお孫さんにお願いした。岸田建築士のこだわりは階段や一階ドアの赤(現在のドアは茶色のアルミドア)チャコールグレーの外壁(近所の反対で明るい色になった)で、あの麗子像の赤、彼曰く「血の色の赤」が近所の目印になっていた。塗りなおし時、ペンキ屋さんに「血の色の赤でお願い」と言うとぎょっとされた。
次回の外壁塗りなおし時は原設計のチャコールグレーにして、一階のドアは赤に戻したいと思っている。コクリコの道の突き当り
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