東京都江東区 豊洲
Toyosu,Koutou,Tokyo
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Jan.2011 柚原君子
石川島播磨重工業の跡地が開発されて、今では江東区が誇る湾岸地帯が出来上がっています。
ドックがあった形跡が、錆びた楔で残り、石川島播磨の<IHI>の会社のマークや、跳ね橋モニュメントが当時の面影を忍ばせてくれます。
丁度卑弥呼が入ってきて出て行くところです。旗を振って出向船に合図を送る職員もいました。
卑弥呼はお台場から来て鉄道橋の下を通って、浅草に帰るところ。機会があったら、卑弥呼に乗って鉄道橋の下の写真を撮りたいです。
「春海鉄道橋」
Old Harumi rail bridge
石炭埠頭、石川島播磨重工業造船所、海っぺた、蟹拾い、ススキ、埋立地……そんな一昔前の姿を思い浮かべる人は、かなり年配の方です。
今や湾岸地帯は岩盤まで杭を打ち込んだ強固な高層ビル群林立風景に変わりました。江東区の中でも住みたい場所一番で高額物件にもかかわらず、完売御礼が続いています。
地名は豊洲。ららぽーとという大型ショッピングセンターがあり、芝浦工業大学のキャンパスも近年誕生しました。
ららぽーとの前には船着場。お台場に行く“卑弥呼”も時々停まっています(ここは石川島播磨造船所の跡地で跳ね橋が残っています)。
ららぽーとのすぐ脇、春海運河に春海橋が架かっていますが、並列してひっそりと、アーチの美しい鉄道橋が見えます。
春海橋とほぼ同じ距離しかない鉄道橋で、廃線になった赤茶けた線路は、開発著しい高層マンション群の敷地に吸い込まれるかのように消えて、古きよき時代をふと振り返りたくなる趣です。
この線路は旧国鉄の「東京都港湾局専用線豊洲・晴海線」で、貨物専用鉄道の跡です。
完成は昭和39年。平成元年2月に廃止されるまで、東京港と全国の鉄道駅を結ぶ鉄道貨物輸送に働いてきた線路です。橋の袂の桜、廃止のため張られたフェンスに絡まるかのようなススキ。
立ち入り禁止の破れた張り紙と線路の茶色が、まるでセピア色の外国映画のワンシーンのようでステキです。
完成から45年が経過し、晴海線の廃止からも20年が経過していることもあって、老朽化がすすみ赤サビの浮いた姿は、まるで映画「スタンド・バイ・ミー」のセットのようでもありますが、再開発が進む高層ビル群のド真ん中にあって、なかなか渋い味わいを出しています。
春海橋の中央区側で北東を見るとスカイツリーが見えます。また春海橋から南の東京湾のほうに1つ寄った橋(新晴海大橋)に行くと、真っ青な海の上に茶色の小さな鉄道橋と右手のビル群の間にスカイツリーが見えます。
山の手は坂で数えて川の手は橋で数える、と言いますが、江東区で数ある橋の中でも錆びた線路を持つ橋はそうはありません。
見つめていると、貨物鉄道に働く荷役のおじさんたちの生き生きとした声まで聞こえてきそうでした。
※春海橋を渡った先で春海橋を背にした鉄道橋の写真を一枚欲しくって、中央区側の晴海小野田レミコンの敷地に入ってちょっと勇気を出して、敷地内の海の突端から写真を一枚撮らせていただけないかと申し込みましたら、断られました(笑)。
学術的にどうしても必要なら、区役所関係からの書類があれば……と言葉を濁されました。
Nov 2006 瀧山幸伸 source movie
ウォーターフロント ららぽーと豊洲付近
豊洲センタービル
豊洲駅付近
IHIビル
IHIビルからの展望
芝浦工業大学
豊洲の過去と未来 (芝浦工業大学内展示)
深川の変遷
ららぽーと豊洲
Lalaport Toyosu
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Opening Day
Oct.2006 瀧山幸伸 source movie
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