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東京都港区 旧竹田宮邸
Kyu Takedamiya residence,Minatoku,Tokyo

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June 20,2013 柚原君子

                                                               



May 2011 野崎順次

東京都港区高輪3丁目

高輪日本庭園
(Takanawa Japanese Garden, Shinagawa-ku, Tokyo)撮影日: 2011年5月19日ザ・プリンス さくらタワー東京、グランドプリンスホテル高輪、グランドプリンスホテル新高輪の3つホテルを包みこむように広がる日本庭園。1971年に旧高輪プリンスホテルの新築に伴い、ホテルの屋外プールがあった場所に、皇居新宮殿なども手がけた、故楠岡悌二氏によって作庭された。20,397㎡もの広さがあり、春の桜をはじめ、四季折々に美しく優雅な表情を見せる草花や、色鮮やかな錦鯉が泳ぐ池などがある。また日本庭園内には、貴賓館の改修やグランドプリンスホテル新高輪の設計を手がけた昭和の名建築家、故村野藤吾の最晩年の作「茶寮恵庵」や日本の伝統美術を今に伝える様々な建物を見ることができる。現地説明板    山門・青銅灯篭、山門の作者・歴史は不明。青銅灯篭は江戸時代の徳川将軍家の霊の地(現 東京プリンスホテル)にあったもの。                鐘楼、1656年(明暦2年)建立。1959年(昭和34年)に奈良県奈良市の念仏寺より移築。
明治時代に「梵鐘づくりの名工 7代目 老子次右衛門(おいご じえもん)」が造った梵鐘がある。明治11年、富山県高岡市旧五位山村で代々鋳物業を営んできた老子家に生まれた7代目老子次右衛門は、名鐘づくりの開祖と言われている。「さくら坂の鐘」と名付けられ、多くの方々に親しまれている。            観音堂
大和の国(現在の奈良県生駒市)長弓寺にあった三重塔の一部。純和様の堂々たる初層である。組物以外の大部は新材に取り替えられているようだが、組物は旧材を残し、完全に塔初層の様相を呈している。安置されている「十一面観音踏下像」は室町時代(15世紀前後)の作。長弓寺三重塔は本堂と同年代の建築と思われ、荒廃して初層のみ残っていたが、昭和10年本堂修理工事の寺院負担金の一部に充当するため、ある人の世話で鎌倉の前山久吉氏に譲渡され、奈良の宮大工が鎌倉で移建補修し、前山氏は「長弓堂」と名づけたと聞いている。戦後前山氏没後、西武鉄道堤康次郎氏に売却され、堤氏の手で高輪プリンスホテルに移建された。                           庭園      狛犬
中国の乾隆時代(18世紀 清時代)のもの。1990年(平成2年)に品川プリンスホテルから移設。玉と遊ぶ獅子が雄、子をあやしているのが雌。    参考資料
プリンスホテル&リゾーツHP
日本の塔婆HP



Apr.2010 撮影/文: 柴田由紀江

                                     



Dec.2008 撮影/文: 柴田由紀江

旧竹田宮邸 (現・グランドプリンスホテル高輪)
東京都港区高輪3-13-1
明治44年(1911年)竣工
設計:片山東熊
1972年(昭和47年)に村野藤吾によって改修・復元現在はグランドプリンスホテル高輪の貴賓館として、各種セレモニー会場に使用されている。
冬場のライトアップの情景を撮影してみた。元の姿を崩さないよう配置されたホテルの中庭に在る日本庭園や、LEDライトによるクリスマスのイルミネーションが豪華で美しく、百日紅の枝振りや風に揺れるもみじの葉など、和の要素との融合が新鮮であった。                       


Aug. 2008
撮影、文: 柴田由紀江

旧竹田宮邸 (現・グランドプリンスホテル高輪の貴賓館)
東京都港区高輪3-13-1

この建物は、1911年(明治44年)宮廷建築家の片山東熊氏の設計により、竹田宮恒久(1882-1919)王の邸宅として建てられた。
竹田宮恒久王は、北白川宮能久(1847-1895)親王の第1王子で、1906年(明治39年)に竹田宮を創設し、1908年(明治41年)に明治天皇の第6皇女・常宮昌子(1888-1940)内親王と結婚。
戦後、商工大臣公邸、通商産業大臣公邸を経て、高輪プリンスホテルの所有となり、1972年(昭和47年)に村野藤吾によって改修・復元されている。現在はグランドプリンスホテル高輪の貴賓館として、各種セレモニー会場に使用されている。
赤坂迎賓館を設計した片山東熊氏の設計であることが随所に感じられる、豪華絢爛な1階部分の装飾が実に見事。
また、2階には落ち着いた色合いの装飾が施されたシンプルな部屋と、やはり金色に輝く装飾に満ちた部屋が有るが、1階のそれに比べ直線的でやや抑えた感がある。どちらも素晴らしく、長い年月を経てなお、色褪せることのない美しさである。

                                        

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