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和歌山県広川町/日高町 鹿ヶ瀬峠(熊野参詣道 紀伊路)

Shishigasetouge,Hirogawa Town/Hidaka Town,Wakayama

 

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Jan.26,2026 瀧山幸伸  source movie

 

国史跡、県史跡

鹿ヶ峠は『紀伊続風土記』に「河ノ瀬村から登り約二一町、原谷奧から十四町ばかり、字小峠をもって有田、日高の境をなす」とあり、文献にも多数記載される険しい峠である。峠の頂上部は、標高約350メートルの「大峠」と呼ばれている東西40メートル・南北30メートルほどの平坦地で、昭和の初期まで茶屋が営まれていた。大峠から約400メートル下った所に「小峠」と呼ばれている山塊の鞍部(あんぶ)があり、そこが郡界で、上側が有田郡広川町、下側が日高郡日高町である。
小峠の少し上手に30センチほどの馬頭観音像(ばとうかんのんぞう)が置かれており、横の平坦地には、かつて茶屋が存在した。道路脇に高さ約50センチの地蔵菩薩を陽刻(ようこく)した道標があり、「右かみくさの滝へ十五丁、たから村金屋某」の銘がある。
小峠から下に、約500メートルにわたる長大な石畳道が続いている。石材は道の周囲の岩盤から採取された砂岩で、長さ約30センチ前後のやや小型の石材を敷いている。石の継ぎ目が直線状になった箇所が数十メートル単位で見られ、構築単位が分かる。道は山の斜面を縫うように造られている。
広川町内の鹿ヶ瀬峠は、大峠・小峠間の旧状が良好に残る範囲が、平成27年(2015年)10月7日に国史跡「熊野参詣道」に追加指定された。
日高町内の鹿ヶ瀬峠は、小峠と呼ばれる付近から下る坂道で、照葉樹の古木に囲まれた近世以前の約500メートルの石畳区間を含んでおり、道の傍らには室町時代の題目板碑と石仏が現存している。この範囲が平成30年(2018年)2月13日に国史跡「熊野参詣道」に追加指定された。
(和歌山県)

 

日高町側の金魚茶屋から小峠、大峠、法華壇まで往復。誰にも出会わなかった。道中は騒音が皆無で快適。

   

板碑

   

公園

            

石畳が始まるが新しそう

              

小峠

      

ここから大峠までの石畳は古そう

                 

大峠

            

法華壇

         

帰路

大峠の手前に掘割状の空堀があるので城として利用された時期があるのだろう。

   

大峠

 

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