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北海道浜頓別町 ウソタンナイ砂金鉱跡

Usotannai,Hamatonbetsu town,Hokkaido

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Sep.29,2024 瀧山幸伸 source movie

 

鉱山関連の文化財について、金銀銅鉄その他に分けて紹介しているが、やはり金には魅力がある。金の歴史を学ぶ文化財巡りで、国の史跡に指定されている金山でまだ訪問できていないのは甲斐金山遺跡の黒川金山と中山金山だが、今回、ずっと気になっていた「ウソタンナイ砂金鉱山跡」を訪問した。明治時代に700グラムを超える金塊が発見され、カリフォルニアのゴールドラッシュにたとえ「東洋のクロンダイク」と呼ばれた地だ。

  

 

ウソタンナイ砂金採掘公園

 

日本古来の砂金掘り伝統道具である『ゆり板』と『カッチャ』を使って砂金掘りができる日本隋一の本格的砂金掘り体験場で、砂金鉱山跡の下流に設置されている。

受付と資料展示の「ゴールドハウス」

                                  

金山神社はここから奥に数キロ入った本来の採掘地跡にあるらしいが、現地は道が悪くヒグマも多いので訪問する人は少ないらしい。

     

川で掘った砂が水槽に入っており、それを漉しとる水槽掘りコース。今回は利用せず。

   

川で砂を掘り、その場で砂金を漉しとる川掘りコース。料金は一日一人あたり500円。時間無制限。親切な指導員さん二名に作業方法を教わった。

                                     

約1時間ほど、2人で3回ずつ堀り、濾した結果はこれだけの砂金の粒。ラミネート代300円。

「労多くして益少なし」だが、貴重で楽しい体験だった。

金は比重がかなり大きいので、丹念に洗い流せば素人でも採取が可能だが、熟練者でも得られる金の量はわずかで、労働時間と収益を比べると最低賃金を大きく下回る結果に終わることが多いとのこと。

当地のほかに、北海道では大樹町でも砂金堀体験ができるがヒグマの出没が多いそうだ。また、静岡県の安倍川上流、梅ヶ島地区の金山はかなり良質で、江戸時代に流通した小判「慶長大判」「慶長小判」の主な材料として用いられた。砂金掘りのイベントは不定期に行われている。

 

上流のウソタンナイ砂金鉱山跡が気になっていたので行けるところまで行ってみることにした。

      

かなり遡上したが、路上でヒグマの糞を複数見つけたことと悪路になったことから、歩き回ることはせず、石垣跡までで引き返した。

     

 

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