京都府京都市東山区 大雲院
Daiunin,Higashiyamaku,Kyoto city,Kyoto
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December 5, 2021 野崎順次 source movie
京都府京都市東山区祇園町南側594 – 1
龍池山大雲院
大雲院の開創
天正十五年(一五八七年)正親町天皇の勅命により織田信長・信忠の菩提を弔うため、開山貞安上人に御池御所(烏丸二条南)を賜わり信忠公の法名大雲院殿三品羽林仙巌大居士に因んで、大雲院と名づけ、織田父子の碑を建て追善供養した。
その後、豊臣秀吉は寺域の狭隘なるを観て同十八年(一五九〇年)寺町四条に移し、同年後陽成天皇より勅願寺の論旨を給い、大雲院の三字を親書された、
その勅額は本堂にかけられている。
以来その地に伽藍を擁していたが、その周辺は商業繁華の中心となった為、当地祇園閣のある真葛ヶ原の勝域に移転され、昭和四十八年四月本堂が落成した。
(パンフレット)
パンフレット
総門: 東京から旧宮家の門とされるものを譲り受けて移築したもの。
南門: 四条寺町の旧境内地から移築した江戸期の建築。
本堂: 1973年(昭和48年)完成
鐘楼: もともと北野天満宮にあった鐘楼と、元々感神院祇園社(八坂神社)にあった梵鐘を、明治の廃仏毀釈で境内から除外されたものを貰い受けたもの。
(ウィキペディア「大雲院(京都市)
国登文 書院(旧大倉家京都別邸「真葛荘」)
一部鉄筋コンクリート造とし、その他木造とする。設計は祇園閣と同様伊東忠太であり、内部を八角形状に仕上げた応接室が特徴的である。
(パンフレット)
国登文 祇園閣
この地は元財閥大倉喜八郎男爵の別荘で、昭和三年御大典記念に祇園祭の壮観を常に披露したいと希って山鉾を模した祇園閣を建マたといわれている。鉄筋コンクリート造三階建で高さ百二十尺(三十六メートル)、鉾先には金鶴が輝き、地下の基礎も深さ百尺に及ぶ。昭和四十八年、この地への寺地移転を機に一階正面に阿弥陀如来像を安置した。昭和六十三年秋開創四百年を記念して内部壁面に葛新民(中国安徽宥・巣湖書画研究会副会長)の筆による敦煌の壁画の模写が完成し、当院に奉納された。観無量寿経変想図、釈迦説法図、千手観音図等が描かれている。
(パンフレット)
祇園閣の内部、祇園閣上からの眺望は撮影禁止である。特に眺望は近隣住宅のプライバシー保護のためである。
Apr.2012 中山辰夫
京都市東山区祇園町南側594−1
宗派:浄土宗系単率立寺院
本尊:阿弥陀如来坐像
国重要文化財:「絹本著色前田玄以像」、「紙本墨書正親町天皇宸翰消息」
国登録有形文化財:書院・祇園閣
円山公園の南側すぐ近くにある。
祇園閣(非公開)と織田信長・信忠の墓碑、石川五右衛門石碑で有名である。
天正15年(1587)正親町天皇(おおぎまち)の勅令で、織田信長・信忠の菩提を弔うため、開山貞安上人により
烏丸二条に創建され、信忠公の法名から大雲院と名付けられた。
その後、寺町四条に移され、昭和になって寺域が商業・繁華街化したため、高島屋が所有していた大倉家別荘と
祇園閣のある現在地と交換・移転した。この時、祇園閣も寺の所有になった。
総門
東京から移築された。旧宮家の門とされる。正面が本堂。
南門
四条寺町から移築されたものとされる。
本堂
平安・鎌倉の折衷様式二階建本瓦葺
鐘楼
豊臣秀頼が北野神社に寄進した鐘楼。明治の廃仏毀釈の際に貰い受けた。
蟇又や花頭窓は当時のままである。
室町時代延徳2年(1490)在銘の梵鐘は、明治3年、島津家が佐土原藩士の菩提を弔うため大雲院に
寄進したもの。
書院(旧大倉家京都別邸「真葛荘」
国登録有形文化財
一部鉄筋コンクリート造りとし、その他は木造とする。
設計は祇園閣と同じ伊東忠太であり、内部を八角形状に仕上げた応接室が特徴的である。
佐土原藩戦死者の碑
島津藩・島津以久が大雲院の貞安に帰依して菩提寺となった。
織田信長・信忠父子墓所
石川五右衛門墓所
その他
江戸時代の儒学者・伊藤坦庵(1623-1708)、江戸時代後期の画家・望月玉川(1794−1852)
近代の画家で儒学者・富岡鉄斎(1837- 1924)などの墓がある。最近では、西堀栄三郎の墓もある。
開山 貞安上人
天正7年(1577)5月、織田信長の命で、近江・安土浄厳院でおこなわれた「安土宗論」に
浄土宗の代表として加わり、法華宗(日蓮宗)僧侶を論破し、信長から軍配団扇と朱印の
感状を下付された。
祇園閣
国登録有形文化財
大雲院に祇園閣がある由来
昭和の建築家・伊藤忠太の名建築
壁画「撮影禁止」
大雲院では、昭和63年(1988)開創400年を迎えた記念として、内部壁面に敦煌の壁画の模写
が完成し奉納された。(筆者:中国安徽省・巣湖書画研究会副会長)
観無量寿経変想図・釈迦説法図・千手観音図等が描かれている。
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