MONTHLY WEB MAGAZINE May 2013

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■■■■■ 新緑の下賀茂神社と十二単衣の着付 中山辰夫

4月15日に下賀茂神社に行きました。深かい境内(糺の森)は新緑に覆われ、普段と違ったみずみずしい神域を感じさせました。

5月15日は葵祭です。

葵祭はわが国最古の祭とされ、飛鳥時代に始まり、斎王代を中心に、優雅典麗な王朝人の行粧が千年の夢の世界へと誘います。

祭に登場する女性は十二単を身に着けます。

葵祭の先陣となる「禊之儀」は上賀茂神社下賀茂神社で交替々に行われ、下賀茂神社ではここで行われます。

禊之儀

(賀茂御祖神社発行の「葵祭」平成24年度から引用)

昨年の第56代斎王代の金井志帆さんも、「禊之儀の日に、初めて十二単に袖を通した瞬間は忘れることができない。十二単の一枚一枚の色彩

の美しさに感動すると同時に、その重さから歴史の深さを感じ緊張の気持ちで胸が一杯だった」と語っておられます。

斎王代 (賀茂御祖神社発行の「葵祭」平成24年度から引用)

重要文化財「三井神社の舞殿」で十二単衣の着付けを鑑賞する機会を得ました。

■十二単衣着付鑑賞

5月15日の『葵祭り』では、530人程の男女が着物を身につけるとのこと。その着付はしきたりにのっとった手順通りに行われるようです。

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