MONTHLY WEB MAGAZINE Nov. 2013
「唐橋を制する者は天下を制す」と言われた大津市の瀬田唐橋の上で10月19日、「綱武士」200人による「大綱引合戦」が行われました。
綱引きは、県が33年ぶりに実施した橋の塗り替え工事が昨年終了したのを機に、地元自治会、観光団体が作る実行委員会が記念事業として開催しました。
県内を中心に愛知、兵庫、福井各県から公募で参加した綱戦士は老若男女200人、15〜80歳の力自慢?ばかり。公募は忽ち定員に達したとか。
東西両軍に分かれ、東軍は建部大社、西軍は石山寺に陣を敷き必勝を祈願した後、東軍は太鼓を鳴らしながら、西軍は船に乗って瀬田川から出陣しました。
東軍は赤、西軍は青を基調とした甲冑柄のTシャツで登場。川を挟んでにらみ合いが続きました。
歩行者天国となった唐橋に長さ200mの紅白の綱が敷かれ、越大津市長の発声で三番勝負が始まりました。綱戦士は年を感じさせない頑張りでした。
橋上は1500人を超す観客で一杯。身を乗り出した声援が沸騰。三本勝負は引き分けに終わりました。「笑顔の美人は(越大津市長)です」
普段は車の通りが目立つ唐橋ですが、この時ばかりは雰囲気が異なり、集まった人たちは一体感に浸たり、満足のようでした。
壬申の乱、源平合戦、その他多くの戦いの舞台となってきた唐橋、それらの戦いを彷彿させるにはとても届きませんが、雑踏の中、瞬時歴史の舞台に思いを馳せました。
来年も行われるかはわかりません。最後は観光協会の資料です。
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