Monthly Web Magazine Aug. 2015
8/2〜4の三日間、東北の夏祭りを見て廻りました。
東北も暑くて、体力ばかり消耗するあまり感動のない時間を過ごしてしまいました。
まず第一の失敗は祭りの混雑から旅行の段取りを自分でせず、旅行会社のツアーに乗ってしまったこと。
それを実感したのが最初の青森ねぶた祭りでした。
ツアーでは観覧席を予約しておいてくれます。座って見物できるのだから、写真撮影も楽にできるのだろうと想像していました。
ところが、決められた場所に座っているということは、自分の望む画角でカメラを構えることができないのです。
今回の観覧席が丁度交差点の角で見物人が横断歩道を渡るため、警備員が目の前に常駐状態で常にファインダーに入っていました。
さらに残念だったのは画像を見ての通り、ねぶたがビニールシートで覆われているのです。
カミナリがゴロゴロ、祭り開始直前には雨も降ったようですから、祭り初日でねぶたを雨に濡らせないのは当然です。
仕方がないとは言え、ただ四角いねぶたはあまり美しくもなく感動もしません。
二日目は秋田竿灯まつり、ここも観覧席の一番前で、見物するには最高の席でした。
ただ、竿灯を撮影するには、真上を見上げるようにカメラを構えるしかありません。画像の歪みは極限です。
さらに最初のねぶたの時も同様でしたが、目の前を移動する祭りの演者たちを撮影した画像は全てブレていました。
三脚とリモートシャッターを使用していましたが、シャッタースピードが遅く、その間に人が移動してしまうのです。
要するに夜の撮影ノウハウを知らな過ぎるという、自分の撮影に対するスキルの低さを実感させられたのです。
最後は盛岡のさんさ踊りを屋内での見学です。この日の盛岡は35℃超、とても屋外での鑑賞は無理でした。
さんさ踊りはミスさんさばかりがもてはやされますが、実はそれ以外のもっと地域別にその土地特有のさんさ踊りがあるようで、そこにこそ、このお祭りの神髄があるように思えます。
さんさ踊りもねぶた、竿灯と同様、夜に目抜き通りを踊りながら行進するというのが祭りの本番ですが、今回それは見学せずに帰京しました。ツアーですから仕方ありません。
そして、さらにさらにの失敗がありました。
今回、もちろんお祭りの動画を4Kで撮影したのですが、いままで建造物ばかり撮影していて、動くものを撮影する知識がないために動画は全て失敗でした。
それも、帰宅して撮影したものをPCで確認して初めて認識する事態で本当にがっかりしたものです。
対象が激しく移動するため、カメラが自動でピント合わせを行う時にピントがズレ、画面がぼやけるのです。
その後ピントが合いますので動画にボケた画面が挟まる結果となってしまいました。
暑い中、機材を抱えて(今回軽くはしましたが)出かけた割には、成果の少ない三日間でした。
もう少し、撮影知識とスキルを高めなくてはいけないと実感しております。