JAPAN GEOGRAPHIC

Monthly Web Magazine July 2018

Back number


■ おばちゃんカメラマンが行く @北海道 子育て真っ最中  事務局

1.ナキウサギ

6月初め 昨年のナキウサギがっかり旅の無念を晴らすべく、再度の挑戦だ。

今年は然別湖付近のガレ場に向かう。

すでに多くのナキウサギ撮りたい族が待機しており、あーだこーだと結構賑やかだ。

ナキウサギがなかなか出てこないせいか、暇を持て余したカメラマンは和気あいあいと話しをしている。

後から来た私たちにもウェルカムで、出てきたウサギに、あれは親だ、子供もこの辺に出てくるなど親切に教えてくれる。

当のナキウサギは、やたらちょこちょこと顔をだし、気が抜けない。

しまいには撮ってくれとばかりにカメラアングルでサービスしてくれているようだった。

昨年あんなに苦労したのはなんだったのか、ピンボケ写真を後生大事に持っていた自分が情けない。

数匹の親と子供を見ることができて幸せだった。

北海道鹿追町 然別湖 ナキウサギの親子

Pika,Shikaribetsuko,Shikaoi town,Hokkaido  

 

2.エゾフクロウ

周辺の人皆幸せだったのだろう、いろいろな情報を教えてくれる。

「エゾフクロウの子育てを見られるから行ったほうがいいよ。」

夜中に何時間も待機するならちょっと考えるのだが、意外に簡単に見られるらしい。撮った写真も見せてくれた。

鳥撮り初心者にとっては願ってもない情報だが、鳥撮りは大変だと聞いていたので、半信半疑で現場に向かう。

すでに数人カメラを構えて見ている。自分の土地でもないのに近所のおじいさんが自慢げにフクロウの話をしている。

初めて見るフクロウの赤ちゃんに感動ものだ。写真はともかく、やたらしぐさがモフモフしていてかわいらしい。

釧路湿原 エゾフクロウの親子 (北海道釧路市・鶴居村・釧路町・標茶町) 

Owl,Kushiro wetland (Kushiro city,Tsurui village,Kushiro town,Shibecha town),Hokkaido 

 
 

3.タンチョウ

後から来た若い鶴撮りのお兄さんが、「鶴のひなが見られるから行った方がいい」とまた場所を教えてくれた。

自分の撮った写真もいろいろと見せてくれたが、どれもプロ並みで、望遠レンズを双眼鏡代わりに使っているおばちゃんをかわいそうに思ったのだろう。

鶴撮り青年の言う通りの現場に行くと鶴の親子がエサ取りの真っ最中だ。

北海道根室市 風連湖 タンチョウの親子

Furenko Lake,Nemuro city,Hokkaido 

 

4.クマゲラ

ほかのおじさまからは、クマゲラの情報もいただいた。

クマゲラもこれこそ見られたらラッキーぐらいで、ふらふら現場に行くと10人ほどの迷彩柄で大砲みたいなレンズを構えている人の集団に出会う。

雨が降り寒かったが、数分すると親鳥が巣に餌を運ぶシーンを二回も見ることができた。しかも長老たちは、雄の次は雌だったと言い合っていた。

なんと幸運なことだろう。

北海道北見市郊外 クマゲラの親子

Black Woodpecker,Kitami city,Hokkaido 

 

ナキウサギ、エゾフクロウ、丹頂鶴、クマゲラと、北海道の動物に一気に出会え、しかも全て子育て真っ最中の親子だ。

ここで運を使い尽くしたと思われるぐらいラッキーな数日だった。

ナキウサギつながりで、教えてくれた鳥撮り専門のおじさま方に感謝である。

これを機に鳥撮りおばちゃんに挑戦したいと結びたいところだが、広く浅くをモットーのおばちゃんは絶対に深みにははまりません。

今月のにゃんこ

保戸島 「だるまさんが転んだ」みたいにじんわりとつかず離れずついてくる猫群

 

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