JAPAN GEOGRAPHIC

Monthly Web Magazine Jan.2021

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■ おばちゃんカメラマンが行く 西教寺@滋賀県大津市 事務局

 

あけましておめでとうございます。

コロナの報告があってから丸一年。毎日ニュースで状況確認をしつつも終息の目途が立たず、行動自粛や三密回避では限界かと思われ、ジャパジオ的には、撮影旅行はどうしたものかと悩んでしまう。
こうなると庶民は八百万の神に頼りたくなるのはいつの世も同じだ。
妖怪神アマビエやそのグッズ、疫病退治のお守り、家の戸口に貼られている角大師の護符など頻繁に耳にするようになった。
昨年秋、東京 深大寺で秘仏元三大師木像を公開しようという話があったが、密を回避するため中止となった。
元三大師は特に疫病退散のご利益があることで有名だ。
元々比叡山の高僧で、良源という名前だが、元日三日(一月三日)に入滅したので、通称元三大師と言われている。
人並外れた霊力を持ち、様々な姿に変わって人々を救ったと言われている。
角大師もその一つで、鬼の姿となって疫病神を退散させたそうだ。弟子がその姿を写し取って版木を作り護符として刷ったものを人々が家の戸口に貼って疫病や厄災を払ったそうだ。
昨年11月西教寺に参詣した折、コロナ禍の特別開扉で、元三大師坐像等を拝観することができた。その横に角大師木像もあり、護符は有名だが角大師像は珍しく、初めて拝観したような気がする。このご時世、ついつい拝む手に力が入ってしまう。
西教寺の角大師は一見ぎょっとするが、よく見ると目がクルリとしていて護符とともにとても愛嬌のある大師だ。他の寺の護符、特に大御所の比叡山延暦寺横川元三大師堂のおどろおどろしいそれと比べると疫病を戸口で防いでくれるとは思えない可愛いお顔つきだ。
蛇足だが、元三大師はおみくじの創始者といわれ、西教寺でもこの元三大師像の横におみくじ引き箱が置いてあり、拝みながらおみくじを引くことができる。もちろん有料だが、最強のおみくじに違いない。
「そうだ京都、行こう」も角大師の特別御朱印めぐりを企画して疫病除けのご加護を授かりましょうと謳っている。(元三大師ゆかりの曼殊院、蘆山寺、青蓮院)。護符は通販でも入手でき人気らしい。
日本人はこの神頼みに使うエネルギーと転んでもただで起きない商魂パワーで平安時代より疫病や厄災を乗り切ってきたのだろう。
深大寺の秘仏元三大師像は今年の秋東京国立博物館で205年ぶりに出開帳する事になった。元三大師様、拝むなら今でしょうということらしい。
好きな時に好きな所に行ける日が来ますように。今回も早い終息を願うばかりだ。

 

★今月のニャンコ 

ネコ文字「祝」? 福岡県新宮町 相島

 




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Editor Yukinobu Takiyama

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