JAPAN GEOGRAPHIC

Monthly Web Magazine Apr.2022


■ 桜を追いかけて  瀧山幸伸

年ごとに桜を追いかけるテーマを決めている。天然記念物の桜、本州最南端の桜から北上する旅、一本桜ばかり追いかける、などなど、テーマがある桜巡りは楽しい。

昨年は四国遍路の桜だった。今年のテーマは城の桜だったのだが、、、

今年は春分の日を過ぎても全国どこにも桜の開花情報が出ておらず、かといって開花宣言が出たら急に満開になるので、3月24日に目的地を決めず西に向けて出発した。

九州まで行くかどうか悩んだが、とりあえず京都で様子見をすることにして、その日の午後に京都に到着。桜の開花はまだなので、混雑していない伏見稲荷に参拝し、念願だった山頂の社巡りを行った。

翌日の25日も桜の開花情報が出ないので、岩清水八幡宮周辺を参拝し、夕刻に伏見の御香宮に参拝。そこで初めて2本の桜がちらほら咲いた状態に巡り合った。

 

26日は冷たい雨でどこにも行かず、27日は福井の熊川宿と小浜西組の重伝建を再訪した。

 

ようやく28日から桜が咲いてきた。28日は嵐山と天龍寺、29日は知恩院と円山公園、夜は東寺のライトアップ、30日は昼の東寺と醍醐寺を堪能した。

      

4月に入り、いよいよ本命の城の桜めぐりが始まった。4月1日は大阪城と姫路城、4月2日は岡山後楽園、3日は津山城、午後に米子城、4日は鳥取の鹿野城、その日の夜に兵庫城崎温泉のライトアップ。

      

5日は再び福井で鯖江の西山、6日は金沢の兼六園と金沢城、7日に金沢卯辰山と富山の高岡城。同じく高岡の吉久重伝建。

     

さて、富山まで来て、困ったことに新潟はどこも開花しておらず、8日に魚津総合公園、朝日舟川新の桜の四重奏に立ち寄ったものの少し早くて消化不良。入善の杉沢で天然記念物の植物群、特に今回は海岸では珍しいショウジョウバカマの群生を観察して、その夜帰宅することとした。

  

後半は東日本と北日本の桜だが、毎年恒例とはいえなんとも気ぜわしい。「世に桜と紅葉なかりせば、、、」

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