JAPAN GEOGRAPHIC

通信員HowTo

静止画撮影、編集

Last updated Mar.2021


■■■■まとめ 

基本はP,Avモード等で撮影。ただし、最高画質で、RAWは必ず同時記録し(RAWで撮影しないとHDR等に使えません)、動きや音が重要なシーンでは最高画質の動画を撮影してください。

■■■■ Japan Geographic 推奨撮影方法

Japan Geographicが追求する日本独特の撮影対象、例えば明暗差が激しい文化財建築、暗い屋内と美術品など、和風で繊細な表現は難しい課題です。

桜、新緑、紅葉はもちろん、流水や霞などを的確に表現する推奨撮影設定を例示します。

初心者にも高技術者にも基本は共通ですが、この設定例にこだわることなく各自の創意工夫を期待しています。

■フォトコンテストの作風を追わない

大変重要なことですが、Japan Geographicは後世への記録と学術教育を目的としたオーソドックスな撮影スタイルを重視しており、人目を引くだけのフォトコンテストやSNSの作風は推奨しません。

撮影対象の魅力を事前に学習し、それをいかに理解し人に伝えるかに注力してください。1枚の傑作よりも100枚の組写真のほうが多くの情報を伝えられます。

撮影したい対象の周辺に映りこんでいる余分なもの(電柱や看板や人)も百年千年後には重要な資料になります。

■自分の感動と楽しみを最優先に

人に伝える目的も重要ですが、まずは自分の感動を素直に記録し、撮影対象との一体感を楽しむことを推奨します。自分の活動の軌跡をアルバムにとどめることは自己実現として最も重要です。

 

■センサーとレンズの性能が良いカメラを使用する 

画質、解像度、感度、応用性に優れている機材を使いましょう。やむを得ない場合はスマホでもかまいません。解像度は8K相当(横7680画素、縦4320画素)以上がベストです。やむをえない場合はスマホの写真でも不可ではありませんが、明らかに画質の差があります。

絞りはパンフォーカス(深い被写界深度)を基準とします。ぼけは後で調整できますが、逆は不可能です。

可能な限り静止画と同時に動画を撮影してください。 臨場感が上がりますのでぜひ記録しておいてください。

環境音を録音しておくと、編集作品(スライドショー、動画との混成など)の臨場感が非常に高まります。

 

■■■■  特殊な撮影シーン M(マニュアル)モード撮影の設定例

 

■特殊 滝の流れを表現(低速シャッター):1/10〜1/30、 まずシャッター速度を決め、露光がオーバーしないように絞りF値を決める。必要に応じてNDフィルター利用。

■特殊 動きを止めたい被写体(高速シャッター)(夜祭りやお遊戯など暗い場所の人の動き):1/125〜1/500(運動会、揺れる花、動く車からの風景)〜1/2000(飛んでいる鳥や早い電車)まずシャッター速度を決め、絞りはレンズ解放F値で

■特殊 花火や三脚夜景(三脚を使用して超低速シャッター): シャッター速度バルブまたは〜10秒、絞りF11〜F16、ISOオートではなくISO100に変更(重要!)

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