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奈良県−和歌山県 八木新宮特急バス

(Yagi-Shingu Express Bus, kashihara City, Nara Pref. to Shingu City, Wakayama Pref.)

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May 3, 2016 野崎順次 source movie

奈良県橿原市の大和八木駅を起点に、国道168号を経由して紀伊山地を南下し、山間部の県境を越えて和歌山県に入り、新宮市の新宮駅に至る路線で、奈良県橿原市・大和高田市・葛城市・御所市・五條市・十津川村・和歌山県田辺市・新宮市を経由する。路線の全長は166.9km、停留所の数は167を数え、全線の所要時間は約6時間半を要し、現在運行されている高速道路を走らない一般路線バスとしては、走行時間・距離・停留所数の全てで日本一である。2013年3月1日で運行開始から50周年を迎えた。

(ウィキペディア「八木新宮特急バス」より)

今回は午前9時15分八木駅(南)を出発し、約15分遅れで14:40頃に本宮大社前で降りた。拝観後、熊野交通バスで新宮駅に向かった。

 

大和八木駅

     

西に向かい、国道24号線(168号線)を南下する。近鉄御所駅を通過し、右手(西側)に金剛山地を見る。

            

五條市西吉野町西野で法面崩落のため168号線が通行止めである。そのため、仮設迂回路が整備されたが、道が狭く、大型バスが通れない。そのため、五條バスセンターでマイクロバスに乗り換えた。

    

いよいよ山間地である。

              

西吉野町宗川野から狭い迂回路に入る。

        

右に滝が見えた。その後、迂回路から168号線に戻り、新天辻トンネルを通過した、その上の天辻峠は紀ノ川水系と熊野川水系の分水嶺である。

      

大塔コスミックパーク星のくにで大型バスに乗り換えた。

  

しばらくすると広い川が見えてきた。猿谷ダムの貯水池である。

           

猿谷ダム過ぎて川沿いを走る。天ノ川(てんのかわ)で、熊野川や十津川の上流部である。

            

城門トンネルを抜けると十津川村で、川の名前も十津川になる。過去の大崩落個所があった。また、巨大な水路橋は風屋ダムから十津川第一発電所への導水管で直径4.2mで、大型バスが楽に通る大きさである。バスの運転手さんは時々ユーモアを交えた説明をしてくれる。

          

谷瀬の吊り橋は日本最長の生活用鉄線の吊り橋、高さ54m、長さ297m。十津川村上野地(うえのじ)と対岸の谷瀬(たにぜ)を結ぶ。ここで見物を兼ねたトイレ休憩がある。

   

十津川は洪水ごとに砂が溜まってきたそうだ。

   

川幅が広くなってきた。風屋貯水池沿いにくねくねと進む。そうして風屋ダムが見えた。

           

十津川の水が青くなってきた。このあたり、十津川の蛇行が激しく、168号線はトンネルと橋と新しいバイパスと、できるだけ直進する。

                         

十津川バスセンターでトイレ休憩をとる。

      

水量が多いのは二津野ダムの貯水域に入ったから。七色高架道を行く。

           

バスは少し遅れている。14:25に奈良県十津川を去り、和歌山県田辺市本宮町に入る。これから熊野川である。川幅が非常に広くなってきた。

              

約15分程度遅れて14:40頃に本宮大社前で降りる。

 

16:11 熊野交通バスで本宮大社前を出発、熊野川沿いに走る。なかなか景色がいいので、最前席で撮影していると、運転手から「過去にシャッター音がうるさいというお客さんがいましたので遠慮して下さい。」と云われた。走行バスの騒音の中である。シャッター音はすぐ横の運転手にも聞こえないほどだと思うが、とにかく、カメラをしまって肉眼で風景を楽しんだ。眼鏡をかけた髪の長い神経質そうな運転手だった。

     

17:12 新宮駅に到着。

     

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