MONTHLY WEB MAGAZINE Nov.2011

Top page Magazine index


■ 山陰小旅行 川村由幸

十月中旬に、鳥取・島根にでかけました。

一泊二日、相も変わらずの駆け足旅行です。

前日、大阪で仕事。新幹線で帰京、帰宅したのは旅行にでかけるその日でした。

羽田発鳥取空港行の一番、羽田6:30AMに搭乗するには最寄りの駅4:30発の電車に乗車しなければなりません。

数時間の仮眠で開かない目をこすりながらでかけました。

それなら、「大阪から鳥取に直行すれば」というご指摘をいただくのは必定。

ところが、大阪で20:00を過ぎてから、翌日の羽田発一番の航空機が鳥取空港に着くまでに鳥取空港に着くことができないのです。

仲間のいる旅行ですから、仕方なく超ハードスケジュールとなったわけです。

鳥取空港に着き、レンタカーでまず向かった先は、三徳山、小雨模様で投入堂に参拝できるか心配しましたが、三徳山に到着するころには

雨も止み、無事参拝することができました。

私にとっては二度目の三徳山ですが、前回に比べ老化という要因が加わり、覚悟はしていったものの予想以上に厳しいものでした。

同行の面々も、随分と事前に脅しておいたにも係わらず、その厳しさに全員顎を出していました。

一人トレッキングシューズでない者がいて、参拝の許可は出たのですが濡れた木の根や岩場に足を取られ、途中で参拝を断念したほどです。

全員大汗をかいたため、予定外ではありましたが三朝温泉で日帰り温泉を楽しみ、サッパリとして倉吉に向かいました。

倉吉は重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けている街並みの美しいところです。前回の山陰旅行でここは訪れておらず、

たっぷりと町を散策し、造り酒屋の見学・日本酒の試飲と倉吉を堪能しました。

ほろ酔い加減で皆生温泉の宿に向かいました。

もちろん、夜は大宴会。食事処での宴会・食事の後、部屋でもう一騒ぎ。深夜まで酔っ払いの大声が続いていました。

二日目は境港の水木しげるロードへ、NHKのおかげで随分と観光客が集まる街になりました。

げげげの鬼太郎に登場するキャラクターのブロンズ像が通りの両側に続いています、一つ一つながめて歩きました。

ここから、宍道湖を超えて島根県へ。最近女性に人気の八重垣神社を訪問しました。

同行者に女性が一人居て、彼女のたっての希望です。なにがしたいかと言えば下の画像の通り。神社でいただいたお札の上に

コインを置いて池に浮かべ、それが沈む時間で結婚運を占うというものです。

もちろん同行の女性は独身の若者です。

松江の昼食は、もちろん出雲そば。「ふなつ」という評判のよいお店で割子そばをいただきました。

ここのそばはとても短いそばで、すすりこむことが出来ないほど短いのです。

蕎麦屋の駐車場に車を置いたまま、松江城に歩いて向かいました。この日は松江のお祭りで街中はごった返していました。

松江城は現存12天守のひとつです。小型の城ですが木造の天守はなかなかに迫力のあるものです。

いかがですか、美しいお城でしょう。いくつかの門とこの天守しか残っていませんが、将来に残してゆく価値のある建造物です。

この後、城のお堀に沿って塩見縄手・武家屋敷・小泉八雲記念館など散策し、今回最後の目的地である出雲大社に向かいます。

出雲大社は今、平成の大遷宮で工事中。本殿も工事用の建屋に覆われており、残念ながら八百万の神の存在を

全く感じることが出来ません。

本殿は平成25年5月には元の姿を見せるようですが、工事は平成28年まで続くようです。しばらくは出雲では神が留守になります。

帰りは出雲空港から羽田へ、出雲空港からの最終便でしたから帰宅はそこそこ遅くなりました。

出雲空港でお土産の和菓子をしこたま仕込み、家族に自分だけ出かけた旅行の言い訳をしました。

とにかく、とてつもなく眠たい一泊二日でした。

 


 All rights reserved 無断転用禁止 登録ユーザ募集中