Monthly Web Magazine July 2016

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■■■■■ 豊島(てしま)はとってもINTERNATIONAL  野崎順次

今年は春夏秋に瀬戸内国際芸術祭が開催されるが、その夏の会期前、7月3日(日)に香川県土庄町の豊島(てしま)に行った。小豆島と直島の間にあって面積は14.4平方キロメートルである。会期前とはいえ、いろいろなアートが楽しめる。特に豊島美術館のピュアな空間に浸りたかった。この美術館は白いコンクリートシェル構造で、約40m x 50mの空間に柱がなくシームレスである。国内よりも海外で有名らしく、僻地と云っていいような瀬戸内海の小島に多くの外国人が訪れる。特に欧米人が多いようだ。

高松から高速船で家浦港に着いて唐櫃行きのシャトルバス乗り場に行くと、定員20人のバスは外国人でほぼ満杯である。日本人のグループが乗れなくて困っていた。私は一人なので、何とか助手席に座れた。見回すと日本人は運転手さんを含めて4人だけ。外国人の多くは直島からのフェリーで来るそうだ。

美術館前バス停から歩く人々。

  

前回は小雨だったが、今回は快晴である。少し上の棚田から美術館を撮影した。

  

コンクリートシェル内部は9割が欧米人だった。

 

美術館から島キッチンまで歩いた。島キッチンは作品の一つであり、実際の食堂でもある。定食を食べた。

店内が余りに暑いので、少し残して早々に外に出ると、イスラエル人のおっちゃん二人がいた。美術館でも少し話した相手である。そこから一緒に唐櫃の清水まで行った。少し日本語の知識があって、勉強中だという。「卑猥な日本語を教えたろか」と云うと「間違って使ったら困るから教えないでくれ」という。唐櫃の清水の横に小さな倉庫のような小屋があり、赤いマントがぶら下がっている。平井さんというアーティスト夫妻による豊島ウサギニンゲン劇場である。ドイツ、フランス、イギリス、ロシアなど17ヶ国45都市で公演をしてきた国際派で、最近、ベルリンから豊島に移住してきた。私も含めて5人で英語でよもやま話をした

   

その後、家浦港行のバスを3人で待っていたが、彼らの顔見知りの日本人のバンが通りがかり、未だ二人だけ乗れるのでと、私を置いて行ってしまった。「裏切るのか」と聞くと、嬉しそうに「イエス」といった。

家浦港の喫茶店でビールを飲んでいると、朝のシャトルバスで一緒だった連中が豊島横尾館方面に歩くのが見えたので、窓越しに撮影した。

       

 

帰りの高松行きの高速船(定員20人)では欧米人は二人だった。

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