Monthly Web Magazine Dec. 2022
■ 戦いの史跡からの教訓 瀧山幸伸
昨今の国際情勢により、世界中の思想信条が武力容認の方向に向かっているのは疑いの余地はないだろう。我々の理念では、特定の思想信条を持って政治等に関与することは避けているが、基本理念である「平和主義」、すなわち武力ではなく文化的価値の相互理解による国際貢献を目標の一つに掲げている。
以下の史跡について、各自でそれぞれの事例を詳しく調べ、どのような思想信条を持つべきか、それをどのような行動変容につなげるべきかを考える良い機会になるのではなかろうか。
鷹島神崎遺跡(史跡) 国際紛争の史跡は元寇が筆頭だろう。鷹島に元軍が上陸し島民は皆殺しとなった。今でも浜の近くに元軍の船が沈んでいる。「だから防衛費増大」という短絡的な結論で良いのだろうか。
長崎県松浦市
鷹島 Takashima,Matsuura city,Nagasaki |
金田城跡(特別史跡) 朝鮮半島の紛争に日本が参戦し、敗戦後に最前線の防衛拠点として整備した。そもそも出兵する必要があったのだろうか。
長崎県対馬市 金田城跡 Kaneda Castle,Tsushima City,Nagasaki |
八女古墳群(史跡) 岩戸山古墳に眠ると言われる筑紫磐井の乱は、大和政権への反乱としては筆頭だろう。これも朝鮮半島の戦乱を巡る対立がきっかけとなっている。
Yame, Iwatoyama kohun
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