JAPAN GEOGRAPHIC
東京都北区 旧古河邸と庭園
Kyu Furukawatei, Kitaku,Tokyo
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General
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Nature
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山水庭園と瀧が潤いをもたらす |
Flower |
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バラは見事 |
Culture |
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コンドル設計の洋館建築と和風庭園の調和 |
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Oct.7,2018 柚原君子
秋のバラは香りが楽しみとの説があるので、旧古河庭園が10月6日より「秋のバラフェスティバル」に出かけました。が、まだ咲き始めでちょっと残念。
洋館内部の見学は解説の方がついてくださって一時間コースで予約制としてあるのですがこちらも本日は結婚式貸し切り中とのこと、残念。むろん内部の喫茶店にも入れません。残念山盛りの旧古河庭園でした。バラの盛んなころにもう一度訪れたいと思いました。青空は台風一過の真っ青空で、空と洋館が良く映えました。
1 洋館
2 ナニワイバラ
江戸時代に難波の商人によってもたらされたといわれています。「雪月花」の名称を併せ持つバラです。
3 プリンセス・オブ・ウェールズ
故ダイアナ元皇太子妃に捧げられたバラ。白に淡いピンクのグラデーションがかった上品で清楚な美しさは、故ダイアナ妃を思わせます。ちなみに<プリンセス・オブ・ウェールズ>とは王室の妃に自動的に与えられる儀礼的称号です。
4 マダム・サチ
鈴木善幸元首相の夫人の名前がついているバラ。作出者が鈴木さんとおっしゃるので、何か関係があるのかもしれませんね。
5 ラ・フランス
1867年作出のモダンローズ第一号と言われる品種です。当時、画期的な四季咲き性と整った剣先高芯咲きの花で、これ以降数々の現代バラが作りだされています。長くまっすぐ直立した茎で支えられた、大きくて中央が突出した蕾をつけます。花が開くと、大きさは直径8cmから12.5cmほどにまで成長し、長い茎の先に一輪だけ咲くことが多いため、切り花としての人気も高く、一般的にバラの花束などに使われる、ごく普通に流通しているバラです。
6 カルホルニア・ドリーミング
大きく華やかな花で強い香りがあります。次々に咲く花は気温によって変化します。アイボリー色に濃いローズ色の覆輪が入る、プリンセスドゥモナコの交配親として作出された品種です。
7 ロイヤル・プリンセス
敬内愛子内親王殿下の誕生を祝ってささげられたバラです。四季咲き。柔らかな質感。香りの強い大きな花種。アンティークな雰囲気のあるホワイトクリーム色のバラ。
8 シャルル・ドゴール
青紫に近いラベンダー色とのことですが、まだ咲いていませんでした。どんな色香未定みたいです。フランスの元大統領の名前が付けられています。
9 メリナ
赤い色が青空に映えてとってもきれいです。四季咲きで香りは微か。華やかで大輪なのでフラワーアレンジメントによく利用されます。
10 熱情
メリナに似ていますが、正統派の赤いバラという肩書きを進呈したくなるバラです。バラには開発された国が提示されています。フランスやドイツが多いのですが、これは正真正銘の日本作出です。
11 ラブ
花弁の表が赤で裏が白の小ぶりなバラです。アメリカ作出。
12 緑光
残念ながらまだ蕾でした。
13 万葉
オレンジのシャーベットにして食べたいような甘やかな色のバラです。丁度逆光の位置にあったのでたくさん写真を撮りました。花びらに丸みの切り込みがあるのも優しい感じがします。微香です。
14 丹頂
開花につれて花弁の先に紅が差すところから丹頂鶴の丹頂と名付けられています。命名からも分るように作出は日本(京成バラ園)です。
15 香貴
サーモンピンクのフルーティな香りのバラ。作出者は4番のマダム・サチと同じ鈴木さん。
16 ピンクピース
花色は華やかなローズピンク。大輪の丸弁カップ咲きで、フルーツ系の強い芳香があります。花径は11cm。四季咲きです。樹勢が強く、花つきが良い品種。
17 心字池
18 猫
旧古河庭園の過去の画像を見ると、いろいろな色の猫が写っています。本日の古河庭園猫は真っ黒猫。特に慌てる風もなくゆっくりと横切っていきました。
May 17,2017 瀧山幸伸
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source movie
旧古河氏庭園 名勝
旧古河氏庭園は飛鳥山の南東に位置し、台地とその南側の斜面・低地を巧みに取り込んで、大正時代に古河虎之助が造営した。主屋の洋館とそのまわりに設けられた整形式庭園はジョサイア・コンドルの設計により大正6年(1917)に竣工し、台地下の斜面から低地にかけてには7代目小川治兵衛(植治)の手による回遊式の日本庭園が大正8年(1919)に完成した。
東京に特徴的な台地・斜面・低地の地形を生かした庭園は、近代の東京において造営された庭園の典型を示すとともに、台地上の主屋を中心に敷地北部に造られた整形式の洋風庭園、台地の斜面から低地にかけて敷地南部に造られた回遊式の日本庭園、敷地東部に設けられた茶室に伴う露地の3つの部分から成るその構成は、伝統的な手法と近代的な技術の融和により和洋の見事な調和を実現している秀逸で代表的な事例であり、現存する近代の庭園の中でも極めて良好に保存されている数少ない事例として重要である。
(文化財データベース)
Oct.25,2016 松田浩志
建物東側面・バラ園
建物南面・テラス庭園
バラコレクション
駒込駅からの通りの風景
Dec.12,2015 松田浩志 source movie
建物・テラス庭園
和風庭園
染井銀座商店街歳末風景
May 17 , 2015 松田浩志
旧古川邸
テラス花壇
ビリヤード室
ライトアップ風景
バラコレクション
Feb.27, 2015 松田浩志 source movie
東京都北区西ヶ原1‐27‐39
洋館・洋風庭園
和風庭園
June 2012 瀧山幸伸 source movie
旧古河庭園
武蔵野台地の斜面と低地を活かし、北側の小高い丘には洋館を建て、斜面には洋風庭園、低地には日本庭園を配したのが特徴。
庭園は陸奥宗光の別邸だったが、次男が古河財閥の養子になった時、古河家の所有となった。
現在の洋館と洋風庭園の設計者は、英国人ジョサイア・コンドル(1852〜1920)。他に、旧岩崎邸庭園洋館、鹿鳴館、ニコライ堂、三田綱町三井クラブなどを設計し、我が国の建築界に多大な貢献をした。
日本庭園の作庭者は小川治兵衛(1860〜1933)であり、当園以外にも、無鄰菴、平安神宮神苑、円山公園、南禅寺界隈の財界人の別荘庭園などを作庭し、造園界に多大な貢献をした。
戦後、国へ所有権が移った、地元の要望などを取り入れて、東京都が国から無償で借り受け、一般公開された。
数少ない大正初期の庭園の原型を留める貴重な存在で、伝統的な手法と近代的な技術の融和により、和洋の見事な調和を実現している秀逸で代表的な事例であり、また、現存する近代の庭園の中でも、極めて良好に保存されている数少ない重要な事例であるとして、平成18年1月26日に文化財保護法により国の名勝指定を受けた。
(参考資料:東京都公園協会)
A camera
B camera
May 16 2010 撮影:川村由幸
石造りの洋館とバラの庭は良く調和していました。
日本庭園も十分に見ごたえのあるもので、モミジの木が多く秋の紅葉も楽しめそうです。
洋館の中を公開していないのが残念でした。
May 16 2010 撮影:瀧山幸伸 source movie
A camera
B acamera
Oct.2008撮影: 高橋明紀代
May.2008 撮影:柴田由紀江
秋のバラ
Oct.2007 撮影:瀧山幸伸 source movie
春のバラ
June 2006 撮影:瀧山幸伸 source movie
和風庭園
Japanese Garden
Oct.2005 撮影:瀧山幸伸 source movie
ムード満点 秋のライトアップ
Light up scenes
Oct. 2003 撮影:瀧山幸伸 High Quality
Apr. 2003 春のバラ rose season撮影:瀧山幸伸 High Quality
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