Monthly Web Magazine June 2014
5月16日に、国宝・重要文化財(建造物)の指定についての文化審議会の答申がありました。
国宝は新規2件、重要文化財は新規7件、追加2件でした。
京都、滋賀では、国宝2件、重要文化財の新規1件、追加2件が指定されるということでしたので、18日に撮影に行きました。
早朝、6時の開門を待って本願寺(西本願寺)へ行きました。
早朝の団体参拝の読経や鐘の音が流れ、大変いい雰囲気でした。
重要文化財の追加指定は6棟です。
総門は堀川通の東側、正面通の仏具屋街に建っている門です。
正面から全体を撮影するには広角レンズが必要です。
鼓楼は境内の北東角、新選組の旧跡としても有名です。
阿弥陀堂門は唐門形式の大きな四脚門です。
御影堂門は瓦葺の大きな四脚門です。
経蔵は阿弥陀堂の東、大イチョウの北側です。
手水所は阿弥陀堂門をくぐって境内に入ったところにあります。
お参りは通常、阿弥陀堂からなので、理にかなっています。
附指定とおぼしき建造物
御成門、目隠塀、土塀
国宝に指定された阿弥陀堂
同じく御影堂
附指定と思しき渡廊下と喚鐘廊下
既指定の建造物群
新規指定の旧真宗信徒生命保険株式会社本館(本願寺伝道院)
伊東忠太の独創性が光る洋館です。
総門から数10mのところです。
ついでに日曜で無人の龍谷大学大宮学舎を撮影しました。
車で滋賀県に移動し、聖衆来迎寺に行きました。
追加指定の建造物は3棟です。
表門は坂本城の城門を移築したといわれています。
本堂は土台が石造となっています。
南郷洗堰完成前にたびたび水害に見舞われたためということでした。
開山堂は境内の奥(西側)にひっそりと建っています。
既指定の客殿
帰路、少し時間があったので日吉東照宮に行きました。
石の間の特別拝観中で、内部撮影もできました。