京都府京都市東山区 東福寺の塔頭
(Tofukuji Tacchu, Higashiyamaku, Kyoto City, Kyoto Pref.)
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June 2018 中山辰夫
東福寺山内案内図
東福寺の塔頭は25カ所ある。非公開の所が多い。数か所の塔頭に残る庭園は必見である。
■芬陀院 公開
■天得院 春と秋に特別公開
■一華院
限定公開(毎年11月6日〜30日)公開
京都市東山区15丁目
宗派:臨済宗東福寺派 本尊:白衣観音坐像 開創:僧・東漸建易 創建:諸説あり
中世に廃絶し江戸時代の1808(文化5)年に霊雲院の僧・天瑞が再興した。
方丈の南に枯山水式庭園(依稀松(いきまつ)の庭)がある。
■霊雲院
■大機院
非公開
京都市東山区本町
宗派:臨済宗東福寺派 本尊:勢至菩薩 創建:1420年 創建:関白九条満家 慶長年間焼失 1645年に旧殿を移し再興 文学著名人の墓がある。
■同聚院
公開中
京都市東山区本町
宗派:臨済宗東福寺派 本尊:不動明王坐像 創建:1444年頃 開山:文渓元作 芸妓・モルガンお雪の墓がある。
本尊不動明王坐像は国重文で、藤原時代の作。優像とされる。
■明暗寺
非公開 別名:善彗院(ぜんけいいん)
京都市東山区本町15丁目
大永年中(1521〜28) 彭叔守仙が営んだ隠遁所。彭叔守仙は東福寺・南禅寺の住持となった学僧。
当院が明暗寺と称するのは、虚無僧の始祖と仰ぐ虚竹禅師朗庵を開山とする明暗寺(普化宗)が、1871(明治4)年故あって廃宗となったために当院に合併したことによる。故に現在は尺八根本道場と仰がれ毎年秋には尺八を愛好する人々が全国から集まり、盛んな献奏大会が行われる。
宗派:普化正宗(普化宗)総本山 本尊:虚竹禅師像 創建:1335(建武2)年 開基:天害明暗、虚竹了円 正式名:虚霊山明暗寺・
1890(明治23)年に東福寺の塔頭である善慧院に「明暗教会」として復興された。さらに1950(昭和25)年に「宗教法人普化正宗明暗寺」として再興された。
■栗棘庵(りっきょくあん)
非公開
京都市東山区本町
宗派:臨済宗東福寺派 本尊:地蔵菩薩 聖観音 創建:1294 開祖:東福寺第四世住持・白雲彗曉 多くの文化財を有しているとされる。
紅葉で知られ、その期間限定で京料理「高澤」が境内で営業し「紅葉弁当」が出されている。
■龍眠庵
非公開
京都市東山区本町
宗派:臨済宗東福寺派 本尊:釈迦如来 1355年檀渓心凉が創建
■霊源院
非公開
京都市東山区本町
宗派:臨済宗東福寺派 本尊:観音菩薩 創建:1350年頃 開山:龍泉令淬 紙本墨書などの国重文の文化財を有する。
龍泉は後醍醐天皇の落胤といわれ、虎関師練のもとで修行した。
■盛光院
非公開−秋に限定公開
京都市東山区本町
臨済宗東福寺派。本尊は白衣観音坐像 開創:文永年間(1264〜75)開山:直翁智侃 本堂:江戸時代焼失、1930年現在の本堂再建
現在の庫裡は、豊後・万寿寺山内・宝勝院の本堂として使われていたものを江戸時代、1808年に移築した。江戸時代の遠距離間移築の遺構。
本堂は大正期(1912-1926)の再建による。
境内には池泉式庭園があり、楓の植栽もある。紅葉の頃(11月中)に公開されている。
■退耕庵
■海蔵院
非公開
京都市東山区本町
宗派:臨済宗東福寺派 本尊:聖観音 創建:1332年頃 虎席師練の退隠所として 墓地後塔所となる。境内に社会福祉法人「洛東園」を開設。
■勝林寺
■萬(万)寿寺
非公開
京都市東山区本町
宗派:臨済宗東福寺派 本尊:阿弥陀如来坐像
九条通りを隔てて境内の最北端にある。
当寺は白河上皇が皇女郁芳門院を弔うため、1096(永長元)年に六条内裏の中に建てられた六条御堂を起こりとする。
室町時代には禅宗五山の一隣、足利氏の庇護も厚く、寺運は隆昌し寺観を誇ったが、1434(永享6)年の被災で次第に衰微して行った。
写真
1935(昭和10)年、市電東山線の開通で境内の中央を分断され寺観を失った。
現在は表門兼用の鐘楼(国重文・室町時代」と方丈・庫裏だけで。昔の正門であった仁王門は南へ100mの旧地に建っている。
■東光寺
非公開 ( 11月特別公開)
京都市東山区本町
宗派:臨済宗東福寺派 本尊:文殊菩薩半跏像 創建:不明 開祖:1311年 東福寺第七世・大智海禅師 衰退・廃寺を繰り返す。江戸時代復興
山門、庫裏、本堂がある。本堂は6室ある禅宗の方丈建築。建立年代は不明。
庭園 方丈に枯山水式庭園がある。苔地、白砂、松・楓などの植栽がある。11月下旬に5本の鮮やかな紅い色合いの楓の紅葉が楽しめる。
■柱昌院
非公開
京都市東山区本町
宗派:臨済宗東福寺派。本尊:観音菩薩 創建:1321(元亨元)年 開創:東福寺第十二世住持・双峰国師(宗源)九条家の別荘に創建
後宇多上皇より「万年桂昌精舎)の額字を賜った。その後荒廃したが、天保年中(1830〜44)に現在の地に再建された。
三面大黒天が御堂正面に祀られている。枯山水庭園がある。
枯山水庭園‐「双峰庭」がある。
■願成院
非公開
京都市東山区本町
宗派:臨済宗東福寺派 本尊:釈迦如来 平安時代、一品阿保親王が建立 1303年再建 足利義満が京師十刹の一に列して隆盛した。
2000年、現在の庫裏、本堂、前庭の大改修が行われた。
■荘厳院
非公開
京都市東山区本町
宗派:臨済宗東福寺派 本尊:釈迦如来 開山:1274年に南山士雲 隆盛時は全国に164寺の末寺を有した 現在は40余カ寺を有す
山門、本堂を有す。鎮守社の弁天堂は極彩色の十二童子が祭神
門内の双峨石(蝦蟇石)は左右に蛙の形をした大石であり、豊臣秀吉の寄進によるという。
山門内の両脇にある左右の大石はカエルの形をしており、豊臣秀吉の寄進とされる。庭園の林丘に巨石。獅子巌がある。
祥勝塔(開山塔)(重要美術)には南山士雲の石塔が立つ。鎌倉時代の無縫塔で、石柱に四天王を浮刻し、基壇は八角持運式による石造美術品。
最近「樹木葬」を始める。
■正覚庵
非公開
京都市東山区本町808
宗派:臨済宗東福寺派 本尊:釈迦如来 開創:1290年東福寺5世住持・山叟慧雲 陸奥の伊達政依が師の道風を慕って招請した
文化年間(1804〜18)境内に筆塚が築かれ、毎年11月23日に「筆供養」を行うことから「筆の寺」とも称する。
■光明院
■永明院
非公開
京都市東山区本町
宗派:臨済宗東福寺派 本尊:釈迦如来 1279年東福寺の第六世住持・蔵山順空(円鑑禅師)が開基 近代荒廃し、1983年に現在の本堂を再建
藤原俊成の菩提所
■南明院
非公開
京都市東山区本町
臨済宗東福寺派大本山。本尊は釈迦如来 1414年足利義持が、東福寺111世・業仲明紹を開基として創建 徳川家康正室・旭姫を祀る
江戸時代、1697年、幕府が本堂、庫裏、客殿、書院、方丈を建てたが、1917年に全焼、1977年に庫裏が再建された。
境内にある旭姫の墓へ、徳川家康、秀忠家光は上洛する度に墓参をしたといわれる。方丈(本堂)に、徳川家歴代の位牌が安置されている
即宗院と龍吟庵は同じところにある。偃月橋を渡り越えた所を右に行くと即宗院、直進すると龍吟庵である。
■即宗院
■龍吟庵
■最勝金剛院
京都市伏見区深草車阪町5
宗派:臨済宗東福寺派 1147年建立 東福寺の特別由緒寺院 九条家の墳墓の管理を行う。
参考資料≪ 古寺巡礼・東福寺・京都・山城寺院神社大事典・ウイキペデイア・他≫
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