Monthly Web Magazine Mar.2021
■瀧山幸伸
熊野古道伊勢道の世界遺産指定部分で調査が残っていた八鬼山越えに挑戦した。最西国最大の難所であり、最大の眺望といわれている。確かに、烏帽子岩などの自然景観、供養塔、祠などの人文景観が素晴らしい。特に感動したのは頂上御付近から見る九鬼の景観で、ぜひおすすめしたい。
正月明けに遍路に出たのだが、コロナの影響で団体の巡礼には一度もめぐり合わなかった。年寄りにはコロナ祈願で参詣するよりも出かけないほうがいいのは当然だ。騒々しい団体観光客は好きではないが、こと巡礼に限っては団体の装束と読経がないと眼も耳も拍子抜けしてしまう。やむなく桜の季節に再度訪問することにしたが、はたしてコロナ騒ぎでどうなることやら。
いよいよ鎌倉後期に入ります。
京都府に発令されていた緊急事態宣言は2月末で解除となりましたが、休日の撮影は家族の理解が得られないので、平日(3月3日)の午後に休みを取って通勤経路近くの社寺を撮影しました。
大阪には「億の近道」というネーミングもあるそうですが、東京有楽町のチャンスセンターは「億の細道」!
「日本三夜景」というものがある。しかし、これらの夜景は町の灯りの集合体。時の移り変わり・・町の変化などで時々刻々変化している。
福岡市の東に隣接する粕屋町駕与丁(かよいちょう)に、駕与丁池という大きな池を中心とした駕与丁公園がある。駕与丁という名前が直ぐには読めなくてこれは何だろうということもある。池の面積28haというから相当に大きな池だ。
桜の季節が近づき、なんとなくウキウキとした気分になるのは今年も我慢、せいぜい画像と映像で楽しむだけです。
何がすごいかというと、
■ おばちゃんカメラマンが行く 修二会@東大寺 事務局
日ごとに暖かくなり、桜の開花情報が効かれるこの頃だが、その前に東大寺二月堂では春の訪れを感じさせる修二会の真っ盛りだ。コロナ禍、あまり報道されていないようだが、厳かに行われているようだ。752年以来1270回一度も途絶える事がなかった行事で中止というわけにはいかなかったのだろう。
二月堂の芝生内は入場制限や入場規制が行われ、昨今のリモートブームで、奈良野園地で、河瀨直美撮影のお松明を大型ビジョンでライブ放送したり、YouTubeで配信もされているようだ。
花火大会や各種の祭りは自粛で中止となる中、やはり格別の行事なのだろう。東京からではあまり情報が入ってこないが、コロナ禍の今だからこそ地元の人は拝観したいのかもしれない。
お水取りやお松明をリモートで拝観する意味があるのか疑問だが、仕事や生き方を含めネット配信の可能性を考えさせられる。
儀式の雰囲気や匂いは独特のものだった。供えてあった和紙の良弁椿を模した「のりこぼし」の和菓子が懐かしい。
★今月のニャンコ @和歌山県湯浅
特産のシラスには目もくれない魚屋向かいの鯖好きネコ
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Japan Geographic Web Magazine
Editor Yukinobu Takiyama
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