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Monthly Web Magazine (Mar. 2010)

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2月の新着情報

New contents in Feb.2010

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2月の推奨レポート

Choice of this Month

野崎順次

高梁

Takahashi

 


中山辰夫

奈良 秋篠寺

Nara Akishinodera

 


高橋久美子

伊勢 二見町 

Ise Futami

 


川村由幸

牛久シャトー神谷

Ushiku chateau Kamiya

 


瀧山幸伸

常滑

Tokoname

 


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今月のトピックス

Topics of this month

■■■ 千年映画祭に出展 「聖地巡礼 長崎のキリスト教遺産」 瀧山幸伸

2月28日に熊本市民会館で行われた「千年映画祭」に作品を出展しました。

昨年末巡礼した、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産 世界遺産暫定リスト」の各地及び文化的価値の高い施設などを20分にまとめたものです。映画祭を主催した黒川さんは、熊本を映画のまちにとがんばっています。

■■■ 「東海道新幹線から見える古墳」 野崎順次

何度となく新幹線で大阪・東京を往復してきた。

活字中毒気味なので、仕事の書類や何か文庫本でも読もうと用意するのだが、結局、景色を見ながら、つらつら、あれこれ考えていることが多い。

そんな時に古墳らしき高まりを見つけことが多く。

そのような主な古墳(群)を三つばかり紹介する。

いずれも機会があって、後日、現地を訪問できた。

京都を出て、琵琶湖沿いに北上すると、まず端正な霊山、三上山が見えてくる。

三上山を過ぎて直ぐに左手の畑の中、総合福祉センターの手前に周濠跡がくっきりとした円墳が見える。

大塚山古墳で直径55mであるが、新幹線とは反対の北側に小さな前方部を持つ帆立貝式古墳らしい。

大塚山古墳は、大岩山古墳群に属しており、新幹線は大岩山古墳群を分断している。

 

この時、(新幹線から両方を一度に見るのは100%不可能であるが)事前に右側を注意深く見ていると、直ぐ南の丘陵上に、まず、前方後円墳の天王山古墳(全長50m、高さ8m)がある。

その直後に(100m離れて)よく注意していると動体視力がよければ横穴式石室の入り口が見える。甲山古墳である。

直径30m、高さ約8mの円墳で、内部主体は西を入口とする横穴式石室である。

新幹線の速度を180km/時とすれば、1分に3kmで、1秒に50m進む。

とすると、天王山古墳を見てから2秒後に甲山古墳を見ることができる。

実際には天王山古墳を数百m手前から識別してなかったら、無理である。

この後、米原駅から関ヶ原までには両側の田畑の中にポコポコとした小山が見られるが、古墳ではない。東北の象潟のように、隆起した多島海らしい。

愛知県に入り、名古屋駅に続いて三河安城駅を過ぎると観覧車が見える。

弁当を食べたり、本を読んでる場合ではない。

またもや動体視力を発揮しなければならない。

新幹線は名鉄三河線の上を横切るのだが、その直後に右側を振り返ると横長の古墳がある。

安城市桜井古墳群の盟主、二子古墳(国史跡)である。

全長81mの前方後方墳、この地方では大型の前期古墳である。

 

静岡県に入り、富士山を見たついでに左側の風景を見ていると、小さな谷や大木のある神社などがあり、台地状の地形になってきたなあという辺りに露出した横穴式石室が見えた。

新幹線とJR御殿場線が交わる地点の北東側である。

現在、少し移動して整備された原分古墳である。

静岡県長泉町にある直径12〜16mの後期楕円墳、石室は全長10m、玄室長7.6m、幅1.7m、高さ2mである。

石室規模が静岡県東部では最大級であること、大刀と銀象眼の鍔など優れた金工製品が出土したことで名高い。

参考資料

奈良県立琵琶湖博物館HP

大和國古墳墓取調室HP(原分古墳の写真3枚)

■■■ 「ニホンアカガエルの産卵」 末永邦夫

Low quality video

source movie

2010年1月28日撮影

地域の自然を注意深く観られているMさんから、ニホンアカガエルが産卵中 との情報が寄せられました。

エ〜ッ!カエルさんは冬眠中では?とビックリしながら、寒風吹きすさむ中、さっそく夜間撮影に行ってきました。

真っ暗な中、鳴き声はすれども姿は見えず。

また、横の道路を通るクルマの音がうるさくて、カエルの鳴き声も良く聞き取れません。

と、言うわけで、ナイトショット(白黒)での撮影となり、名前のアカガエルは表現できませんでした。

しかし、宅地造成のわづかな場所で、ニホンアカガエルは命をつなげていたのです。

【ニホンアカガエルとは】

体が赤っぽいニホンアカガエル。冬に産卵し、春まで冬眠します。

かっては、里山の田んぼや湿地帯で普通に見られた体長約6cm位のカエルです。

しかし、宅地造成などで棲息地が急激に減少し、福岡県では現在、絶滅危惧種Ⅱ類に指定されています。

写真01 ニホンアカガエルの卵塊

写真02 福岡市のベッドタウンの新興住宅地

 丘陵地が宅地に造成されて行きます。

写真03 造成地の空き地にはススキの枯れ草や窪地には水溜りができています。

写真04 夜になると、この水溜りにニホンアカガエルのオスが現れました。

写真05 オスはメスが現れるのをしんぼう強く待っています。

写真06 翌日の昼、ふたたび現地へ行きました。

写真07 水溜りにはニホンアカガエルの卵塊がありました。

写真08 卵塊の周りには、ミジンコの様なものが泳ぎまわっていました。

写真09 産卵が終わったカエルは再び冬眠に戻ったようです。

 

■■■ 「奈良は遷都祭の準備でおおわらわ」 中山辰夫

1月末に二回に分けて奈良に行きました。

小雨で寒かった奈良のシーズンオフもまた見ごたえがありました。

今年の平穏を朝護孫子寺“大寅”にお願いしました。

また“ボケ除け”を安倍文殊院に託しました。

こちらにも大寅がいました。(手づくりの花絵です)

1300年遷都祭のオープニングイベントが4カ所−白虎・朝護孫寺、青虎・室生寺、朱虎・金峯山寺、玄虎・奈良公園を会場に、元旦0時より行われました。

その時にお目見えした“白虎のオブジェ”が朝護孫子寺に建っていました。 

県内の各寺院も遷都祭に協賛して、秘仏の公開などを行う計画が準備されているようです。

安倍文殊院も“獅子から降りた文殊様”の秘仏公開を行っておりました。

メイン会場である平城京跡は最後の仕上げに取組み中で、施設はクローズで囲いばかりが目立ちました。

大極殿もまだ工事中で、日本画家上村淳之氏による四神壁画も4月下旬完成予定とのことです。

奈良の街も今は静かですが、4月以降は混雑が予想されます。

今はセントくんだけが元気でした。

奈良遷都祭に絡んだ関連事業が奈良以外の各地でも行われます。

これにも見落とせない内容がありそうです。

■■■ 「無病息災を願って・・・火渡り神事」 中山辰夫

2月25日は学問の神様・菅原道真の命日に当たり各地の天満宮で神事が行なわれ、ここ滋賀県野洲市永原の菅原神社でも

朝9時から約800年前から継続されている神事が行なわれました。

その後で、護摩木を燃やした炭の上を素足で歩く奇祭「火渡り神事」が行なわれ、県内外から多くの人が訪れました。

境内で約5000本の護摩木を燃やし、約300度といわれる燃え殻をおよそ長さ4m・幅3mに広げ、その上を素足で歩く難行です。

一般の参加者約130名が火渡りに参加し、宮司さんに続いて燃え殻の上を歩かれました。

じっと我慢してゆっくり歩く人や足早に駆ける人、ケロっとしている人—さまざまでした。

比較的年配の方が多く、今年は熱かったと語るリピーターも多く見かけられました。

渡り終わった直後、「足型守」に足型を押して終了です。

この足型守を部屋に飾って無病息災を祈ります。

立春からの新しい年の繁栄と安全を守る行事です。

滋賀県は3月〜5月の間、祭りが多く開催されます。

特に近江八幡の左義長と八幡祭りは「近江八幡の火祭り」の名称で国無形民俗文化財に指定されており、各神社毎に松明「たいまつ」をかざして祭ります。

春も祭りと一緒にやって来ます。

■■■ 「ひな人形コレクション」 高橋久美子

三月は桃の節句ということで、お雛様コレクションの一部をご紹介します。

お雛様といっても、ちゃんとした揃いではなく、男雛女雛のワンセットのみです。

以前は、年末年始休暇を利用して各地を訪ねましたが、お正月になると、伝統工芸を利用したお雛様が店頭を飾ります。

それぞれの地方によって顔や衣裳に特徴があって楽しいです。

素材も、紙・木・土・陶器・ガラスと様々なものがあり、とても面白いです。

まだ持っていないのは、金属製品ですが、あったら面白いですね。

三春張り子(福島県三春町) 九谷焼(石川県金沢市)

おむすび雛(岐阜県高山市) 流し雛(鳥取県用瀨)

身代わり流し雛(鳥取県智頭町) 伊予一刀彫り(愛媛県松山市)

織部焼き(愛知県瀬戸市) 土鈴(福岡県太宰府)

ぽち袋(京都市) ガラス(京都市)

絵馬(出雲大社) 雛の吊るし飾り(静岡県稲取)

■■■ 「春を見つけに」 川村由幸

今年の冬は、東京でも雪の降った回数も多く、寒く感じられます。

地球温暖化の傾向に変化があったわけではないでしょうが、寒い冬で熊同様に動きが鈍くなっています。

でも、立春が過ぎ三月の声も聞こえようかというこの頃。

日差しの明るい週末にご近所を春を探して散歩などと気取ってみました。

私の住まいは柏市でも利根川にとても近いところで、少し歩くと利根川の土手にたどり着きます。

土手は、当然ですが周囲に高い建物がなく私の住んでいるところでは川と反対側の斜面の日当たりが最高です。

最初に見つけたのは「タンポポ」、セイヨウなのか在来のカントウなのかそれとも混血なのかはよくわかりませんが。

まわりの草はまだ茶色なのに存在を主張していました。

次は「仏の座」、葉の形がこれに似ているところからの命名です。

仏の座と言っても、春の七草の「ほとけのざ」ではありません。この仏の座は食べることができません。

学名はラミウムというのだそうで、「喉のような花をつける」という意味だそうです。

これが田圃一面に咲くとレンゲがさいているように田圃がムラサキ色に染まります。

とても小さい花でマクロモードでないと撮影できません。小さな小さな春です。

続いて、名前を調べてびっくり、「オオイヌノフグリ」です。意味の説明は必要ありませんよね。

イヌノフグリという野草もあるようで、このオオイヌノフグリより花が小さいようです。

オオイヌでも十分花は小さいのですが。

ここにはもう一つ、春が写っています。

そう、テントウムシです。これで花の大きさもご理解いただけるでしょう。

実はこの花、虫媒花ですが、受粉できなかった花は、夕方になると雄しべが立ち上がり、雌しべに自分の花粉をこすりつけます。

つまり、自家受粉。究極の近親交配をするそうです。

おかしな名前と不思議な交配をする春です。

最後に月並みな春です。

もちろん白梅も咲いていましたが、青空をバックにした紅梅が美しくこちらを選択しました。

水仙は春というより冬の終わりの花でしょうか。

まだ、春は目立ちません。でも目を凝らすとあちこちに春の兆しが動き始めています。

そこに小さな新しい発見があるかも知れません。

是非、目を凝らして歩いてみてください。

桜のつぼみはまだまだ固いようです。

これが膨らみだせばこの寒さも終わりを告げるのでしょう。

花の季節まであと少しです。

■■■ 猫フォトエッセイ 柚原君子

線路にあふれて公共の列車を止めたり

(鉄道会社は当然、損害賠償を請求しただろうねぇ)、

三脚の位置が悪いと罵声を浴びせたり、

マナーがとっても問題になっている「葬式鉄」「撮り鉄」なんて

鉄道フアン余話が世にあるそうだけれども、俺も一応鉄猫。

鉄猫だけど、列車には飛びついてジャレルことができないから興味がない。

興味があるのは線路の向こうに住んでいる<雌猫のチョビ>ちゃん。

うふ。春、恋の季節。バレンタインにはモンプチもお届け済。

ここ数日は高山本線を命がけで乗り越えて逢いにも行った。

チョビちゃんの機嫌の良い時に猫なで声で誘ってもみた。

それなのに線路の向こうに嫁には行かないと断られた。

つまり失恋だ! ガックリだ。

鉄猫も今日を限りでやめることにした。

寂しいホワイトデーになりそうだ。フゥ〜。ああぁ。ガックリ。

■■■ 「月島に長屋の一角をシェアしていたけど」 酒井道夫

縁あって平成18年以来お仲間と月島で三軒長屋の一角をシェアしていたけど、

この度定年を向かえて引退生活となっては、従来通りの分担金は到底払い

切れず、やむなく抜けさせていただく仕儀となりました。

あー、これが老後というものなんだなーと身に沁みるものがあります。

もっともこの間、雑事にかまける日々が続き、当初の思惑通りに活用する

こともできず、ただ漫然と支払義務だけを果たすだけで過ごしてしまったので、

まあ身の振り方としては当然の結論かと思いますが、お仲間にはとんだ

ご迷惑をかけ忸怩たる思いですが、背に腹は代えられない訳でございまして……。

ここはかつて四方田犬彦氏が『月島物語』を執筆中に滞在した場所で、まあ

差詰め「漱石山房」にも匹敵するのかもしれません。

執筆机がそのまま残っていますので、写真を撮っておきました。

■■■ 日本橋七福神をめぐる 小出正

少し春らしくなった日差しに誘われて、東京日本橋の七福神をめぐりました。どれもこぢんまりした神社でしたが、手入れの行き届いた境内で、ご近所の方々の信仰に支えられた佇まいは、なかなかいいものでした。

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編集 瀧山幸伸

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