Monthly Web Magazine Dec. 2015
■■■■■ 紅葉に心駆られて 大野木康夫
今年の京都の紅葉は、天候不順でばらつきがあったようですが、後半にはいい色づきとなったところもあり、まあまあ楽しめたと思います。
キャンペーンやインターネットの効果で年々増える人波ですが、12月に入ると人が急に少なくなるのは、大半のツアーが11月に設定されているからでしょうか。
毎年、紅葉撮影で寺社等を回って痛感するのは、拝観料の負担が大きいことですが、それでも回る意欲が衰えません。
紅葉狩りとはよく言ったもので、晴天の透過光に輝く紅葉に心を狩られているのでしょう。
11月21日
天龍寺早朝拝観
宝厳院はまだ見頃前でした。
一部の赤いところをスポットで撮影
嵐山は今年はいまひとつ
大河内山荘は盛り過ぎ
亀岡大本本部天恩郷
11月22日朝
発色はいまひとつですが人気が高い永観堂
押し寄せる人波
オレンジの紅葉
11月28日
朝一番からたくさんの人でにぎわっていました。
通天橋は満員電車並みです。
色付きは少しばらつきがありましたが、経堂付近はきれいでした。
早朝以外は人が多く、奥の院仮設回廊はガードマンの方が撮影をしないよう呼びかける状態でした。
まあまあの発色ですが少し緑も混ざっています。
晴天でまあまあきれいでした。
それなりに色づいていました。
11月29日
早朝の毘沙門堂
夜明け前から勅使坂はカメラの列ができていました。
7時過ぎのほうが空いていたくらいです。
色付きはよかったです。
12月5日
清水寺、早朝に再チャレンジ
人が少ないのでゆっくり撮影できますが、日が射さないので日陰の紅葉となります。
開門直後のもみじ参道、薬医門を挟んで両側に「撮影線」が設定され、その内側は人がいない状況となっていました。
12月に入って人が少なくなったからかもしれません。
少し早かったですが、晴天できれいでした。
毘沙門堂、晩翠園目的で再訪
ますます色づきが深くなり、いい色になっていました。
奇跡的に勅使坂が無人になったこともあり、幸運だったと思います。
紅葉は毎年色づきが違うので、来年はどうなるのか今から楽しみです。