九州センチメンタル紀行　2005年12月

今回は、九州北部を除く文化財建築と天然記念物、名勝、史跡を巡る旅です。

結果的には、観光殷賑の九州に似合わず、マスメディア、コマーシャリズムに汚されていない場所が多くなりました。

地味な取材地ですが、知的、美的には興味深いと思います。

現状、紀行文には仕上がっておらず、備忘録程度です。

ご自身の体験と興味に応じてそれぞれの紀行文を作り上げて楽しんでください。

今回一番感動した所は、長崎の出津(しつ）ですが、ドロ神父の偉業、隠れキリシタンの歴史、遠藤周作の「沈黙」、島原原城址の悲劇などが織物となっています。

オランダと日本の交流に興味がある方には、今回収録した平戸オランダ商館跡と、リーフデ号が漂着した臼杵、出島、シーボルトの娘イネゆかりの宇和などをつないで見てください。

なにげなく見ていた石橋にしても、長崎眼鏡橋、そして熊本霊台橋、通潤橋での艱難辛苦と技術確立、その技術が評価されて皇居二重橋の築造につながるなど、人のドラマと近代土木の遺産を巡る旅の絵巻物ができると興味が増すでしょう。

そのようなオリジナルコンテンツができあがりましたら、ぜひお教えください。当ホームページでご紹介させていただきたいと念じております。

１２月１５日 (木曜日.) イントロ　東名高速　東京から富士